ソマリアの復興開発に取り組む市長,連邦政府や州政府の行政官が玉井副知事を訪問しました。
1月19日(木)ソマリアから国の復興・開発に取り組む行政官6名が,玉井副知事を訪問しました。
ソマリアは,バレ政権が1991年に崩壊して以来 20 年以上内戦による国土の分断と無政府状態,自然災害を何度も経験し,経済基盤や社会サービスが疲弊しています。長引いた紛争により疲弊した地方行政機能や地域社会の再構築が急務であり,行政が住民のニーズにいかに応え信頼関係を醸成するかが持続的な平和維持の観点でも重要な課題となっています。
研修プログラムを運営する国際協力機構(JICA)は,ソマリアにおいて,基礎的社会サービスの回復,治安維持能力の向上,国内産業の活性化を重点的に活動を行っています。参加者は,広島の戦後復興と地方行政について学ぶため,広島を訪問されました。
意見交換では,ソマリアのアブディ内務・連邦省自治アドバイザーが「国を復興させ,その後安定させていくために必要なことを広島から学ぶことができた。」と参加者を代表し,感謝の意を述べました。
参加者は現在のソマリアの状況を玉井副知事と共有し,国の発展のために必要なこと等のアドバイスを求めました。玉井副知事は「争いからの復興のみならず,自然災害からの復興など様々な面でソマリアの方々のお役に立てれば嬉しい。」とメッセージを伝えました。
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