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国際平和拠点ひろしま

G7広島サミット各国首脳による芳名録

 5月19日(金)~5月21日(日)までの3日間、G7広島サミットが開催され、各国の首脳が平和記念資料館を訪問し、芳名録を残されました。首脳たちにより、被爆地広島から発信された平和のメッセージを紹介します。

※掲載の写真はすべてG7広島サミット公式ホームページより引用

日本:岸田 文雄 内閣総理大臣 

【記帳内容】

歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に「核兵器のない世界」を目指すためにここに集う。

フランス共和国:エマニュエル・マクロン大統領 

【記帳内容】

Avec émotion et compassion, il nous appartient de contribuer au devoir de mémoire des victimes d’Hiroshima et d’agir en faveur de la paix, seul combat qui mérite d’être mené.

【仮訳】

情と共感の念をもって広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です。

アメリカ合衆国:ジョー・バイデン大統領 

【記帳内容】

May the stories of this Museum remind us all of our obligations to build a future of peace. Together-let us continue to make progress toward the day when we can finally and forever rid the world of nuclear weapons. Keep the faith!

【仮訳】

この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように。世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう。

カナダ:ジャスティン・トルドー首相

【記帳内容】

Canada pays solemn tribute to the many lives lost, the unspeakable grief of the Hibakusha, and the immense suffering of the people of Hiroshima and Nagasaki. Votre histoire restera à jamais gravée dans notre conscience collective.

【仮訳】

多数の犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、広島と長崎の人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔慰と敬意を表します。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれることでしょう。

ドイツ連邦共和国:オラフ・ショルツ首相

【記帳内容】

Dieser Ort erinnert an unfassbares Leid. Heute erneuern wir hier gemeinsam mit unseren Partnern das Versprechen, Frieden und Freiheit mit aller Entschlossenheit zu schützen. Ein nuklearer Krieg darf nie wieder geführt werden.

【仮訳】

この場所は、想像を絶する苦しみを思い起こさせる。私たちは今日ここでパートナーたちとともに、この上なく強い決意で平和と自由を守っていくとの約束を新たにする。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない。

イタリア共和国:ジョルジャ・メローニ首相

【記帳内容】

Oggi ci fermiamo e restiamo in preghiera. Oggi ricordiamo che l’oscurità non ha avuto la meglio. Oggi ricordiamo il passato per costruire, insieme, un futuro di speranza.

【仮訳】

本日、少し立ち止まり、祈りを捧げましょう。本日、闇が凌駕(りょうが)するものは何もないということを覚えておきましょう。本日、過去を思い起こして、希望に満ちた未来を共に描きましょう。

英国 (グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) :リシ・スナク首相

【記帳内容】

Shakespeare tells us to “give sorrow words”. Yet language fails in the light of the bomb’s flash. No words can describe the horror and suffering of the people of Hiroshima and Nagasaki. But what we can say, with all our hearts, and all our souls, is no more.

【仮訳】

シェイクスピアは、『悲しみを言葉に出せ』と説いている。しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ。

欧州連合:シャルル・ミシェル欧州理事会議長(EU大統領)

【記帳内容】

An immense tragedy took place here almost 80 years ago. It reminds us what we -as G7- are defending. And why we are defending it. Peace and freedom. Because it’s what all human beings want most.

【仮訳】

80年近く前、この地は大いなる悲劇に見舞われました。このことは、われわれG7が実際何を守ろうとしているのか、なぜそれを守りたいのか、改めて思い起こさせます。それは、平和と自由。なぜならば、それらは人類が最も渇望するものだからです。

欧州連合:ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長

【記帳内容】

What happened in Hiroshima is still today haunting humanity. It is a stark reminder of the terrible cost of war – and our everlasting duty to protect and preserve peace.

【仮訳】

  広島で起きたことは、今なお人類を苦しめています。これは戦争がもたらす重い代償と、平和を守り堅持するというわれわれの終わりなき義務をはっきりと思い起こさせるものです。

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