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国際平和拠点ひろしま

Future Leaders' Program 2024 - Report vol1グローバル未来塾inひろしま2024 研修だよりVol.1

塾生を迎えプログラムが開始しました

「グローバル未来塾inひろしま」の開講式を7月28日(日)、合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市)で開催しました。このプログラム は、高校生等を対象に、国際平和を希求する高い志をもち、将来、国際的に活躍できる人材の輩出を目的にしたプログラムです。今年度は、第8期生として22名が参加しています。

開講式

池田 秀雄 塾長

安芸府中高等学校3年生
三井 結葉 さん

  池田塾長より、受講生ひとりひとりに入塾許可証が交付され ました。受講生を代表して、広島県立安芸府中高校の三井結葉さんが、「私たち未来塾生第8期生は、これから約半年間にわたる平和活動に責任を持って取り組み、活動を通して語学力を高めると同時に平和構築のために自分自身何ができるかを考え、よりよい未来を作っていくことを誓います」と宣誓しました。塾長講話では、「国際人材の未来像」と題し、世界における日本の役割を踏まえ、グローバルリーダーとは何かについて学びました。

特別研修(第9回ひろしまジュニア国際フォーラム)に参加しました

  8月14日(水)~8月18日(日)未来塾生は、ひろしまジュニア国際フォーラムに参加しました。当フォーラムでは、国内外から高校生 86 名が被爆地広島に集結し、被爆者として G7 広島サミットに おいて参加国の首脳に平和記念資料館の案内や被爆の実相を語った小倉桂子氏による基調講演の受講や、平和記念資料館・ 宮島でのフィールドワーク、参加者同士でのグループディスカッションや発表が実施されました。また、研修の最後には今後のアクションプランを「広島宣言」としてまとめました。

行事内容
1日目
8月14日(水)
オリエンテーション、基調講演
被爆体験証言聴講、チームビルディング、
講義・グループディスカッション(核兵器廃絶)、歓迎交流会
2日目
8月15日(木)
講義・グループディスカッション(復興・平和構築)、
広島宣言草案作成
3日目
8月16日(金)
平和記念資料館視察、慰霊碑参拝、宮島訪問
4日目
8月17日(土)
広島宣言の確定、報告会準備
5日目
8月18日(日)
報告会準備、報告会(広島宣言、行動計画の発表)

通塾研修(第1~5回研修)を行いました

  講義内容 講師
第1回
7月28日 (日)
・開講式、オリエンテーション  
・塾長講話「国際人材の未来像」 池田 秀雄 塾長
・英語演習 テーマ:Self-introduction, Introduction to the SDGs, Partnerships for
the Goals, Climate Action

三浦先生

スペンサー・トーミ・マシュー先生

マグレガー・ロバート・ジョン先生

第2回
8月11日 (日)
・英語演習 テーマ:Reduced Inequalities, Quality Education, Gender Equality

マーシャル・K・ヒガ先生

田北先生

・核廃絶講義「核問題(核軍縮・核不拡散・各セキュリティ)」

広島大学平和センター

戸﨑 洋史 准教授

第3回
9月8日 (日)
・英語演習 テーマ:Public Speaking

広島工業大学

三熊 祥文 教授

・復興平和構築講義「紛争後の緊急支援(難民・NGO)

立教大学グローバル教育センター

渡部 真由美 講師

第4回
10月6日 (日)
・英語演習 テーマ:No Poverty / Zero Hunger, Economic Grouth / Industry

ウィルブラハム・ショーン・ジェームス・アラン先生

ハラフ・モハメド・アブドゥラティフ・アブドゥラハマン先生

・核廃絶講義「核兵器・戦争の非人道性と被爆体験」

広島大学平和センター

ファン・デル・ドゥ―ス・瑠璃 准教授

第5回
11月4日 (月/祝)
・核廃絶講義「広島県の平和の取組~核兵器のない平和な世界に向けて~」

広島県知事 湯﨑英彦

・長崎県実地研修成果発表会

グローバル未来塾受講生

・復興平和構築講義「国際協力」

・「記憶の解凍~AIとカラー化した写真でよみがえ
る戦前・戦争~」

JICA中国 

村岡 啓道 所長

広島テレビ

庭田 杏珠 氏

湯﨑英彦知事 講義

  湯﨑英彦知事が、「広島県の平和の取組~核兵器のない平和な世界に向けて」をテーマに講義し、広島県の取組として、「人道性、安全保障、持続可能性か ら核廃絶のアプローチを国内外に向けて進めている」と述べました。講義では、受講生からの「平和教育の効果的な推進」や「効果的な発信方法」等、沢山の質問に対し答えていただきました。その後、広島実地研修に参加した長崎県の生徒が感想や今後に向けての決意を述べ、最後に、知事から「平和に関心を持っている皆がリーダーとなり社会を引っ張っていただくことを期待します」と激励のメッセージを贈りました。

核軍縮・平和構築講義

〔核軍縮・不拡散分野〕

  核兵器、戦争の非人道性と被爆体験、核兵器の廃絶に向けた世界的な動きに加え、被爆地や若者の果たすべき役割等について学びました。

〔復興・平和構築分野〕

  紛争の平和的解決としての平和創造と、紛争の再発防止としての平和構築の重要性について学びました。

英語演習

  英語演習では、各回毎に設定したテーマで実践演習を行い、英語を使ってコミュニケーションを図るためには何が重要かを学びました。SDGsなど国際問題について考えを述べたり、 ネイティブスピーカーの先生や仲間と議論し、その結果を発表するプロセスを通じて、英語でディスカッションやスピーチする力を身に付けました。

長崎研修

  10月12日(土)~14日(月・祝)未来塾生を代表し5名の生徒が長崎県での研修に参加しました。参加者は、長崎県大石知事、現地の高校生との交流や、長崎原爆資料館などの平和関連施設の視察を通じて、広島との被爆の実相や、平和学習、国際平和の取組の違いなどについて学びました。

広島研修

  11月2日(土)~4日(月・祝)未来塾生は10名の長崎県高校生と広島での研修を実施しました。研修では、池田塾長による広島県内の被爆遺構巡りや広島平和記念公園・資料館の視察、被爆者の方々との交流などを実施しました。長崎県高校生との広島での交流を通じてお互いの被爆の実相や平和の取組の違いやそ れぞれの魅力などについて知ることで、双方の高校生にとって新たな学びの機会となりました。

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