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国際平和拠点ひろしま

Hiroshima Report 20181.中国 ■核兵器国

評点/最高評点(評点率)

核軍縮

10/101(9.9%)

約270発の核弾頭を保有すると見積もられ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)及び潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を中心に核戦力の近代化を積極的に推進している。核兵器禁止条約(TPNW)の交渉会議には参加せず、条約にも署名していない。核兵器のない世界に向けたコミットメントを繰り返す一方で、5核兵器国の中で唯一、核兵器の削減に取り組んでいない。さらに、包括的核実験禁止条約(CTBT)を依然として批准せず、兵器用核分裂性物質の生産モラトリアムも宣言していない。核兵器の先行不使用、並びに非核兵器国への無条件の消極的安全保証を宣言し、意図の透明性を強調する一方、核戦力など能力面に関する情報は一切公表していない。

核不拡散

31/47(66.0%)

国際原子力機関(IAEA)追加議定書を締結しているが、補完的なアクセスに関する規定はない。中国は、輸出管理に係る国内実施体制の強化、あるいは安保理決議で定められた対北朝鮮制裁の履行に従事してきたと述べている。しかしながら、中国の取組が依然として十分ではないとの事例も報告されている。パキスタンへの原子炉輸出が原子力供給国グループ(NSG)ガイドラインに反しているとの指摘が続いている。

核セキュリティ

25/41(61.0%)

法令整備や妨害破壊行為に対する物理的防護措置などのINFCIRC/225/Rev.5の勧告措置の導入を進めている。高濃縮ウラン(HEU)最小限化の努力、IAEAの国際核物質防護諮問サービス(IPPAS)ミッションの受け入れ、中心的拠点(COE)を通じたキャパシティ・ビルディングなど、核セキュリティ強化に対する能動的姿勢を示し続けている。


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