当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。

国際平和拠点ひろしま

Hiroshima Report 20183.ロシア ■核兵器国

評点/最高評点(評点率)

核軍縮

7.8/101(7.7%)

核兵器は数的には削減傾向にあり、新戦略兵器削減条約(新START)の履行も継続しているが、依然として約7,000発の核弾頭を保有するとみられ、老朽化した戦略核戦力を更新すべくICBM及びSLBMの活発な実験・配備を実施してきた。また、中距離核戦力(INF)条約に違反した巡航ミサイルの開発が疑われている。核軍縮関連の国連総会決議には軒並み反対し、とりわけ核兵器の非人道性や法的禁止に関する問題では、厳しい態度が目立った。TPNWの交渉会議には参加せず、条約にも署名していない。米国や北大西洋条約機構(NATO)諸国などに対する核戦力を用いた示威的言動が2017年も繰り返された。

核不拡散

35/47(74.5%)

IAEA追加議定書を締結しているが、補完的なアクセスに関する規定はない。また、追加議定書の適用は自発的になされるべきだとし、その検証標準化には消極的である。西側諸国ほどではないものの、核不拡散には概して積極的な対応を講じている。

核セキュリティ

19/41(46.3%)

すべての関連条約を批准しており、不法移転の防止、核鑑識の取組やINFCIRC/225/Rev.5の勧告措置導入などが進んでいる。ロスアトム(ROSATOM)技術アカデミーの下で多様な教育・トレーニングを行うなど、キャパシティ・ビルディングへの貢献が目立った。


< 前のページに戻る次のページに進む >

 

目次に戻る