核軍縮 |
評点 12.5 |
最高評点 42 |
評点率 29.8% |
『ひろしまレポート2020年版』からの評点変化 -1.5 |
核軍縮関連の国連総会決議に軒並み賛成票を投じ、核兵器の非人道性及び法的禁止への賛同を示した。他方で、CTBT を依然として批准していないなど、必ずしも核軍縮の推進に積極的だとは言えない。TPNW にも署名していない。 |
核不拡散 |
評点 32 |
最高評点 61 |
評点率 52.5% |
『ひろしまレポート2020年版』からの評点変化 -3 |
米国によるJCPOA 離脱及び制裁強化への対抗措置として、濃縮ウラン保有量及び濃縮度、稼働する遠心分離機の数・性能など、義務の一部履行停止の領域を拡大した。11 月にはウランの20%濃縮を開始し、また2021年2 月21 日までにJCPOA 参加国による制裁解除がなされなければ、IAEA 保障措置協定追加議定書の暫定的適用を取りやめるとした。他方、コロナ禍でも補完的なアクセスを含むIAEA 査察を受諾している。懸案となっていた2 つのサイトへのIAEA による訪問が実現し、環境サンプルが採取された。北朝鮮との長距離ミサイル計画に関する協力の再開が指摘された。 |
核セキュリティ |
評点 12 |
最高評点 41 |
評点率 29.3% |
『ひろしまレポート2020年版』からの評点変化 0 |
放射性廃棄物等安全条約批准のための国内手続きを完了したが、核セキュリティ関連条約の加入状況については改善の余地がある。イランは放射線源のセキュリティ及び不法移転防止に関する規則の更新に取り組んでいる。また、国内及び地域向けのIAEA のワークショップを開催するなど、核セキュリティへの積極的な姿勢が見られてきている。 |