駐日マレーシア大使館より,世界平和に関する若者へのメッセージをいただきました。
1945年8月に広島と長崎が破壊され大きな被害が出たことは,今でも世界中に衝撃を与えている。こういった中,広島県が,平和のメッセージを世界に発信し相互理解を深めることを目的に「ひろしまジュニア国際フォーラム」を継続して実施されていることについて敬意を表します。
1957年の独立時から,マレーシアは首尾一貫して核軍縮を強く提唱してきており,核兵器廃絶に向けた全ての努力に対する支援を行ってきております。我々は,核兵器の存在と基本的な人間性への配慮とは相いれないものと考えております。核兵器が多くの死者と破壊をもたらし,また核の放射能により被爆者は長期にわたり健康被害を受け,また環境や社会経済発展にも悪影響を及ぼすことを広島と長崎の歴史が物語っています。よって,核軍縮や核不拡散,核の平和利用は,国際社会の中で包括的かつ調和のとれた方法により運用されていく必要があります。
そういう意味で,私は,フォーラムで発表されたような,将来の世代が核兵器の脅威がない世界を迎えるために,若者が持っている純粋な意見や決意に勇気づけられています。この若者の声が,国際社会に受け入れられることを望んでいます。また私は,若者が一丸となり,この尊い目標を成し遂げるため努力を惜しまないことを信じています。
ダト・ケネディ ジャワン
駐日マレーシア特命全権大使
このページに関する情報
第5回ひろしまジュニア国際フォーラム(オンライン) を開催しました
このページに関するお問い合わせ先
国際課
住所:〒730-8511 広島市中区基町10番52号
Tel:082-513-2361
Fax:082-228-1614
Eメール:h-jif@pref.hiroshima.jp