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国際平和拠点ひろしま

名古屋大学教育学部附属中学校3年生の皆さんと平和学習を行いました

 愛知県の名古屋大学教育学部附属中学校(名大附属中学校)では,総合人間科という授業が行われており,3年生のクラスでは,「国際理解と平和」という大きなテーマのもと,グループで研究テーマを決めて学習に取り組んでいます。

 「広島の復興~town&heart~」をテーマに学習に取り組む3年生のグループが,修学旅行先が広島であったことをきっかけに,令和3年11月11日に広島県庁を訪問し,広島県平和推進プロジェクト・チーム職員と意見交換を行いながら,広島の復興と平和の取組について学びました。

 名大附属中学校の皆さんからは,「広島の復興が進んだのはなぜか」「どのような援助が人々の支えになったか」「当時の方々にとって一番辛かったことはなにか」「放射線や被爆に対する差別や偏見を受けた人々に私たちができることはなにか」といった熱意ある質問が寄せられました。

 国際平和拠点ひろしま構想推進連携事業実行委員会(広島県・広島市)が発行する「広島の復興の歩み」小冊子を用いて説明した後,広島の復興,平和の取組などについて意見交換を行いました。

広島の復興の歩み(日本語版)

広島の修学旅行を通して印象深かったことは?

 私たちは広島について教科書や資料集で学習を行ってきました。しかし,今回の広島の修学旅行では,平和記念資料館で実物の展示資料や原爆ドームを見て,これまで見てきた資料とは違った迫力を目の前にし,なかなか現実を受け入れることができませんでした。私たちの日常とはかけ離れた事実がそこにはあって,現地で実物を見ることでとてもショックを受けました。

「広島の復興」をテーマに取り上げたきっかけは?

 私たちの通う名大附属中学3年生のクラスでは,「国際理解と平和」という大きなテーマのもと,グループで話し合って研究テーマを決めて学習に取り組んでいます。修学旅行の行き先が広島だったので,私たちのグループは「広島の復興~town&heart~」というテーマで取り上げ,原爆から復興を遂げた広島についてもっと学びたいと思い,広島県庁を訪問させていただきました。

広島での修学旅行や広島県との意見交換を通して感じたことは?

 当時の状況をお話してくださる被爆者の方々も減少していく中で,私たちは広島で起きたことを事実として受けとめ,伝えていくべきだと感じました。世界各地ではまだまだたくさんの紛争が起きています。こうした離れた場所で起きていることも,他人事ではなく,自分事として捉えていかなければならないと今回の広島での修学旅行を通して考えることができました。

 広島の復興や平和に関する取組についてお互いに学びを深めることができました。

このページに関連する情報

小冊子ひろしま復興・平和構築研究事業小冊子「広島の復興の歩み」について

「ひろしま復興・平和構築研究事業報告書『広島の復興経験を生かすために-廃墟からの再生-』」で取りまとめた広島の復興の知見を,復興・平和構築の人材育成などに活用するため,小冊子「広島の復興の歩み」を作成しています。

小冊子ひろしま復興・平和構築研究事業小冊子「広島の復興の歩み」について

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