パレスチナ ガザ地区教員一行が玉井副知事を表敬訪問しました
1月19日に,パレスチナ ガザ地区の教員7名が広島県庁を訪れ,玉井副知事を表敬訪問しました。
今回の訪問は,外務省により平成30年度より実施されている,ガザ地区の公立校や国連機関管理の難民キャンプの学校から選抜した教員を日本に招へいする,「ガザ教員招へい」事業の一環として実施されました。 平成31年3月に第1回招へいが実施されましたが,その後,コロナ禍により実施が見送られ,今回が第2回目の実施となりました。
ガザ地区では,ハマス等のパレスチナ武装勢力とイスラエルとの間での武力衝突と停戦が繰り返されており,依然厳しい人道状況下にありますが,今回の招へいにおいて日本の教育現場の視察等を通し,平和国家としての歩みや道徳・情操教育の重要性を伝え,その経験や成果を教育現場に還元させることで,ガザの子どもたちに平和と命の大切さを伝えることを目指しています。
玉井副知事からは,「広島には,平和の重要さを伝える力と,復興の力という二つの力がある。その二つの力をつないできたのは教育であり,教育に携われる皆さんが平和,そして豊かな社会を作っていくという信念をもって,子どもたちに伝えていくことは重要と思う。今回の広島への訪問が,将来のガザの発展につながることを希望している。」というメッセージを伝えました。
参加者からは,「広島の悲惨な経験を目の当たりにし,心が痛んだと同時に,広島の人々のタフさに驚いた。ガザに帰ったら平和の精神を子どもたちに伝えていきたい。どんな悲惨な状況でも未来はあると感じた。」と,感想がありました。
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