核兵器禁止条約(TPNW)が2021年1月22日に発効することが確定し,核兵器が国際的に違法化されることになった。一方,核兵器国や日本を含む核の傘下国は条約に署名・批准しておらず,核兵器国と非核兵器国の溝が深まっている。
今回,一つのYouTube動画を紹介したい。この動画を通じて,私たちの地球上に存在する核兵器が使用されたらどのようなことが起こるのか理解してもらいたい。
都市に核兵器を落としたらどうなる?
まずは動画を見ていただきたい。
(※日本語字幕がでていない場合は,字幕をオンにして,設定から日本語を選択すると日本語字幕が流れます。)
この動画を制作したのは,ドイツ・ミュンヘンを拠点にYouTubeにアニメーション動画をアップしている「Kurzgesagt – In a Nutshell (クルツゲザークト-イン・ア・ナットシェル)」である。赤十字国際委員会(ICRC)の協力のもと制作されたこの動画では,「今」,私たちが実際に住む世界で核兵器が使用されたらどのようなことが起こるのか紹介している。
核兵器は75年前に使用され,広島・長崎の被爆者の方々のみが関係する事柄ではない。その後の核兵器開発に伴う核実験により被ばくされた方々もいる。そして今なお,1万3千発以上の核兵器が私たちが住む地球には存在する。
(核兵器の数について:https://hiroshimaforpeace.com/nuclearweapon2020/)
そして動画の最後では,核兵器自体を禁止する条約である核兵器禁止条約についても紹介してあるので最後までぜひ見ていただき,私たちにできることは何か考えてほしい。
彼らのYouTubeには他にも核兵器に関する動画がアップされているのでこちらもあわせてご覧いただきたい。
核兵器の使用の実相について知りたい方へ
国際平和拠点ひろしまでは,広島・長崎の被爆者の証言を情報アーカイブス(会員登録が必要)で被爆者の年齢,爆心地からの距離などから検索できます。被爆者の証言をぜひお聞きください。
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