「懐中時計」 寄贈:二川 一夫、提供:広島平和記念資料館
広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)は、核兵器のない平和な世界を実現していくため、各国の核軍縮に関する義務の履行状況を確認するとともに、今後、各国が何をすべきか明らかにし、行動を促す「ひろしまウォッチ2024」を発表しました。
「ひろしまウォッチ」とは
- 各国の核軍縮に関する義務の履行状況を確認するとともに、今後、各国が何をすべきかに明らかにし、行動を促す政策提言です。
- 「ひろしまラウンドテーブル」(注1)の中で、「G7やP5(国連安全保障理事会常任理事国)会合、G20及びNPT運用検討会議等における宣言で、各国政府が実際に何を約束したか、その約束を守ったか」に注目する「ひろしまウォッチ」を作成することが決定され、初めて作成、発表されるものです。
- 履行状況の検証対象は、G7サミット共同文書やG20首脳宣言、NPT運用検討会議最終文書等の核軍縮に関する国際合意です。
- 「ひろしまウォッチ」を作成するにあたり、データは広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)が毎年作成している「ひろしまレポート」(注2)を参照しています。
(注1)ひろしまラウンドテーブル
広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)は、核軍縮に向けた多国間協議の場として、平成25(2013)年から、「ひろしまラウンドテーブル」を実施しています。
「ひろしまラウンドテーブル」では、藤原 帰一 東京大学教授(当時)を議長とし、また、ギャレス・エバンズ教授など、日本、米国、中国、韓国、豪州、ロシア等の外務大臣経験者や研究者等を参加者として迎え、昨年度まで、議長声明等の形で、国際社会に様々な提言を行ってきました。
「ひろしまウォッチ」は、これまでの「議長声明等」に替わり、初めて作成、発表されるものです。
「ひろしまラウンドテーブル」の詳細は こちら
(注2)ひろしまレポート
広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)が、毎年、核保有国や主要な非核保有国の核軍縮・核不拡散・核セキュリティ分野における各国の行動等を一定の基準に基づいて得点化、分析したものです。
最新の「ひろしまレポート」は こちら
「ひろしまウォッチ」の名称について
旧ソ連圏の各国政府が、ヘルシンキ協約(1975年)を遵守しているか監視するために設立され、この地域における1980年代後半の民主化の実現に貢献した「ヘルシンキ・ウォッチ(現:ヒューマン・ライツ・ウォッチ)」にならい、各国政府のコミットメントが遵守されているか監視するものとして、「ひろしまウォッチ」と名付けました。
「ひろしまウォッチ」による国際社会への呼びかけについて
被爆地広島からの呼びかけとして、本文書を国連の全加盟国(193か国)に送付し、具体的な行動を行うよう呼びかけます。
関連資料
このページに関するお問い合わせ先
へいわ創造機構ひろしま(平和推進プロジェクト・チーム)
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