当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。

国際平和拠点ひろしま

SDGsいまさら聞けないSDGs

最近よく耳にするようになった「SDGs」という言葉。

「これってなに?」という,SDGsの初歩を解説します!

SDGsってそもそも・・・?

SDGsは,「エス・ディー・ジーズ」と読みます。

Sustainable Development Goals」の略で,日本語では「持続可能な開発目標」となります。

SDGsでは,17のゴールとそのゴールを達成するための169のターゲットが設定され,「誰ひとり取り残さない」ことを目標に掲げています。

SDGsは,2030年までに達成されるべき目標とされています。

 

SDGsの特長

SDGsに掲げられる17のゴールは,地球規模の社会課題を表しています。

この社会課題の1つだけを解決することはできず,すべての課題は関連しているといえます。

 

例えば・・・

ゴール16の「平和」の達成のための課題のひとつ,「紛争終結」を例に挙げて考えてみます。

紛争が起こる要因には,宗教や民族の対立,土地や資源をめぐる奪い合いのほか,貧富の格差(ゴール1)や食料危機(ゴール2),教育格差(ゴール4)などさまざまなものが挙げられます。

つまり,紛争を終結させ,人々に平和をもたらし,次の紛争を起こさないようにするためには,それらのすべての要因となりうる社会課題を解決しなくてはならないのです。

このことから,社会課題は相互に複雑に関連しており,ひとつだけを解決することは困難であることがお分かりいただけるかと思います。

 

 

この目標は誰が決めたの?

2015年に国連サミットにおいて,全加盟国の全会一致で採択されました。

つまり,SDGsは国連に加盟している193か国(※)すべての国が,世界共通の目標として取り組むべきと認めたものということです。

※国連加盟国数は外務省公表値(2021.05.06現在)

 

 

SDGsができる前のこと

SDGsができるまで,世界はよりよい世界を実現するために何もしていなかったわけではありません。

SDGsが採択される前は,「MDGs: Millennium Development Goals)」,日本語で「ミレニアム開発目標」と呼ばれるものに取り組まれてきました。

極度の貧困と飢餓の撲滅など,2015年までに達成すべき8つの目標を掲げ,達成期限となる2015年までに一定の成果をあげました。

この成果と想いを受け継ぐ形で,さらによりよい世界を実現するためにSDGsは採択されたのです。

 

 

SDGsの17のゴールはどんなものがあるの?

ゴール1 貧困をなくそう

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。

ゴール2 飢餓をゼロに

飢餓を終わらせ,食糧安全保障及び栄養改善を実現し,持続可能な農業を促進する。

ゴール3 すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を促進する。

ゴール4 質の高い教育をみんなに

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し,生涯学習の機会を促進する。

ゴール5 ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し,すべての女性及び女児の能力強化を行う。

ゴール6 安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

ゴール7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々の,安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

ゴール8 働きがいも経済成長も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働き甲斐のある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

ゴール9 産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭(レジリエント)なインフラ構築,包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。

ゴール10 人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する。

ゴール11 住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

ゴール12 つくる責任つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する。

ゴール13 気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。

ゴール14 海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し,持続可能な形で利用する。

ゴール15 陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護,回復,持続可能な利用の推進,持続可能な森林の経営,砂漠化への対処,ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

ゴール16 平和と公正をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し,すべての人々に司法へのアクセスを提供し,あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。

ゴール17 パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し,グローバル・パートナーシップを活性化する。

参考:外務省ウェブサイト( https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf

SDGsとは?

SDGsとは,Sustainable Development Goals の略称で,持続可能な開発目標を指します。2030年までに持続可能な社会をつくるために,私たちの世界が直面する喫緊の環境,政治,経済の課題に対して発展途上国と先進国がともに取り組む普遍的目標です。この持続可能な開発目標(SDGs)は17のゴールと169のターゲットから構成されており,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

持続可能な開発目標(SDGs)

広島県のSDGs達成に向けた取組紹介

「未来につなげるSDGsとビジネス~広島における企業の取組現場から~」特別編

広島県は,SDGsの達成に向けて,地元企業によるSDGsビジネスの魅力的な取組を取りまとめた事例集を発行しています。2020年度は特別編としてコロナ禍にあっても、あるいはコロナ禍だからこそSDGs を積極的に推進している企業・団体について取り上げました。

事例集特別編はこちら

「未来につなげるSDGsとビジネス~広島における企業の取組現場から~」第2弾

広島県は,SDGsの達成に向けて,地元企業によるSDGsビジネスの魅力的な取組を取りまとめた事例集を発行しています。

事例集第二弾はこちら

「未来につなげるSDGsとビジネス~広島における企業の取組現場から~」第1弾

広島県は,SDGsの達成に向けて,地元企業によるSDGsビジネスの魅力的な取組を取りまとめた事例集を発行しています。

事例集第一弾はこちら

この記事に関連付けられているタグ