地域を支える!地元の暮らしに寄り添うタクシー会社 |
子どもから大人まで住みよいまちづくりを目指し「eサポタク」という独自のサポートを行っている中で、新型コロナの影響で始めた新しいサポートについてお話をうかがいました。
職員の「想い」を形に
学生:「お買い物代行サービス」を始めたとうかがいましたが、きっかけは何ですか。
山田:コロナ禍の中で旅客運送事業者ができることを考えました。今の社会、ユーザーから何が求められているのか。東広島タクシーの長所と社会課題の交わったものの一つに「お買物代行サービス」がありました。人の移動は自粛する必要がありますが、モノは必要です。ケガや病気、緊急時に必要になるものもあるかもしれない、ということで始めました。また、コロナ禍をきっかけに、市内の飲食店が連携しデリバリーのプラットフォームを作られました。その配送のお手伝いを、貨物運送事業の許可を取り運行しています。
地域の方々の想いに応える
学生:どのような方が「お買い物代行サービス」を利用されていますか。
山田:ウイルス感染によるリスクの高い方から多くご利用いただきました。高齢を理由に外出自粛をされている60代の方々、日常のお買物が必要な40代後半の方々です。いずれも外出が困難な方が多く、中には新生児がいらっしゃる20代の若い女性からのご依頼もございました。
東広島市の街のこれから
学生:これまでのお話を聞いて、とても地域に密着した会社であるということがわかりました。そんな東広島タクシーだからこそ目指している理想の地域というものはありますか。
山田:弊社も東広島市で創業して70周年を迎えました。東広島市はめまぐるしい発展を遂げ、人口も増加している珍しい都市です。未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市としてまちづくりを進めています。SDGs未来都市にも選定された街です。私たちは人の移動をお手伝いする、人との触れ合いが切り離せない事業者です。人と人、人と街をつなぎながら未来を描き、高齢者、小さな子ども、子育て世代など、誰も取り残さない街にしていきたいです。
株式会社 東広島タクシー
東広島市西条町御薗宇3387番地
082-423-2631
今回お話しを伺った方
取締役 山田 章夫さん
私たちが取材しました!
佐山莉子(安田女子大学):ご協力ありがとうございました!
沖野加奈(安田女子大学):地域とのつながりを感じました!
村重遥佳(安田女子大学):とても楽しかったです!
編集者からのコメント
本当に困った人が身近にいるのならその人の助けとなり、東広島市という街を守っていきたいという想いから、「お買物代行サービス」や「お弁当配送サービス」などを行っていることがわかりました。新型コロナをきっかけに始めたサービスですが、年齢や性別などを問わず利用しやすいメニューが用意されていて、平常時でも地域の方々の生活の支えになるものと感じました。また、そのことがSDGsの目標8、職員の働きがいにもつながっているのではないかと思いました。