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国際平和拠点ひろしま

宮迫木材株式会社

 

森林を守り、資源を循環させる、情熱ある会社を目指して


 

SDGsのターゲット

・12.5 2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

私たちはこんな会社です!

弊社は、国産材を製材して住宅の構造材を製造するメーカーです。木材は日本にある数少ない再生可能な資源です。弊社は、この貴重な木材を利用して、バイオマスなどのエネルギー活用や山林の再造林に取り組んでいます。

 

SDGsの取組内容

広島県をはじめ国内の人工林の多くが利用期を迎えており、木を伐る・使う・植える・育てる、循環型林業を推進しています。木は伐採するのに適した時期があり、それを過ぎるとCO2の吸収が弱まるとされているため、適正な時期に伐採し利用することが重要です。

 

弊社は、国産材を製材して住宅部材を作ることで、山林の再造林(人工林を伐採した跡地に再び苗木を植えて人工林をつくること)に協力し、日本の山の健全化に協力しています。
工場での製材で出てきた鋸(のこ)くずは牛の床材へ使われたり、背板などはチップにして製紙工場へ運ばれ各種紙製品になっています。
住宅部材を作る上で、木材の割れや曲がりを防いで強度を増すために欠かせない木材乾燥の工程がありますが、ここでは端材をバイオマスボイラーで燃焼することによって、蒸気を作り乾燥させています。本来は重油を燃焼させて蒸気を作るのが一般的で、CO2の排出が多くありますが、バイオマスボイラーの使用によって大幅にCO2を削減することができています。
また、この過程で発生した蒸気も無駄にしません。これまでは使った蒸気を排水していましたが、2年前より、使った蒸気もタンクに戻す設備を設置することで、蒸気の再利用が可能となり、使用する水や薬剤の量を削減することができました。水に関しては、水道代換算で半分以下にまで削減することができ、限りある資源を適正に利用しています。

 

乾燥機からの蒸気を貯めておくタンク。冷やされた蒸気が水になり、ボイラーへと戻っていくことで循環しています。

その他にも、バーク堆肥の主原料として木材を活用しています。バーク堆肥とは、製材する前に剥いだ丸太の皮(バーク)に、食品工場から排出される廃棄物を混合した有機肥料のことです。この基となるバークを久米産業株式会社に提供し、食品廃棄物と合わせたバーク堆肥を製造しています。
このバーク堆肥は、久米産業のグループ企業である久米肥料株式会社を通して、JA全農をはじめ大手農業法人、地元の農家に長年にわたって利用されており、自然由来のもののみを使って作られる有機バーク堆肥を使っていただくことで、安心・安全な野菜作りに貢献しています。同時に食品のリサイクルループや持続可能な循環型社会にも貢献しています。
このように、ただ単に製材するだけではなく、一つ一つがSDGsへ繫がるという可能性を考えて取り組んでいます。

 

今年度からは、工場の屋根を使用し太陽光パネルを設置し、太陽光発電システムの導入によってカーボンニュートラルへの貢献へ向けて取り組みも始めました。

工場の屋根は広いので、太陽光パネルを有効に活用しています。

SDGsに取り組むためのポイント

SDGsに取り組むうえで最も重要になるのが、経営者のみの取り組みにならないことです。社員と一緒になって取り組むことで初めて意味を持つと考えています。
そのため、社内の体制づくりとして、無理なく個人でできることを進めています。まずその一歩として、「世界の子供にワクチンを届ける」ことを目標に、休憩所や自宅で出たペットボトルのキャップを回収する活動を行っています。このほか、社員個人の意識改革のため、SDGsについて学習する機会を設けたり、取り組んでいる自覚を持ってもらおうとバッジの配布も行っています。
また、ステークホルダーとの連携として、久米産業と弊社の担当者同士が連絡を取り合い、季節によって排出量が変化するバークを無駄なく利用できるよう努力をしています。

 

自動販売機横にあるペットボトルの回収ボックス

基本情報

宮迫木材株式会社

三次市布野町下布野84-2

0824-54-2011

 

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