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国際平和拠点ひろしま

TPNW2022「核兵器禁止条約第1回締約国会議」オーストリア訪問の結果について(2022年6月)

1 全体概要

 核兵器禁止条約第1回締約国会議に先立って行われた市民社会フォーラムでの対話イベント等を通じて,核兵器廃絶に向けた働きかけを行いました。

【訪問日程】 令和4年6月16日(木)~6月24日(金)
【訪問場所】 ウィーン(オーストリア)

【取組】

〇市民社会フォーラム(Civil Society Forum)での対話イベント開催

〇核兵器禁止条約第1回締約国会議でのバナー展示

〇グローバル・アライアンスへの加入の呼びかけ

 

2 主な内容

市民社会フォーラム(Civil Society Forum)での対話イベント開催
【6月18日(土)】

 

 締約国会議に先立って行われた,国際NGOのICAN等が実施する,市民社会フォーラム(Civil Society Forum)へ参加し,「核兵器禁止条約と持続可能性」をテーマにした対話イベントを開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 主な議論

〇 核兵器はこれまで,安全保障や人道面で議論されてきているが,持続可能性という軸での議論はない。
〇 Youth Fusionでは,核兵器問題の重要性を伝えるにあたり,世代間対話の促進,分野横断的なアプローチ,また多くの方に関わってもらえるよう,分かりやすく伝えることに取り組んでいる。
〇 Know Nukes Tokyoでは,模擬締約国会議や議員との対話,被爆者からの聞き取り等の活動を進めている。
○ より多くの人々に,持続可能性の観点から核兵器問題について考えてもらえるよう,この目標をさらに見える化していく必要がある。
○ 核兵器廃絶と持続可能性の繋がりをはっきりさせるためには,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のような科学的根拠に基づく提言をする科学的な機関が必要である。
○ 核兵器廃絶と持続可能性の問題は,環境のみならず,ジェンダー,教育,健康等幅広い範囲に影響がある。
○ 核兵器に依存しすぎた安全保障体制から脱却することが必要である。

 

 

核兵器禁止条約第1回締約国会議でのバナー展示
【6月21日(火)~23日(木)】

 ジャマイカ政府の支援を得て,核兵器禁止条約第1回締約国会議の会場にて,ひろしまイニシアティブやひろしまレポートの紹介を行うバナー展示を行いました。
 会場では,多くの方々に展示を見ていただき,ブースを訪れる人々へ取組の紹介を行いました。

 

 

 

 

 

 

グローバル・アライアンスへの加入の呼びかけ【6月18日(土)~23日(木)】

 期間中,今年4月に立ち上げた,国際市民社会グループ「グローバル・アライアンス『持続可能な平和と繁栄をすべての人に』」への加入の呼びかけを行いました。

 

 

3 成果

【賛同者の拡大】

 今回の取組を通して,NGOや個人とのネットワークを築くとともに,県・HOPeの取組や「グローバル・アライアンス」について多くの方々に知っていただき,核兵器と持続可能性の問題について考えていただく機会を提供することができました。

 

 

4 日程 

月 日

時 間
(現地時間)

項 目 場  所
6/16
(木)
日本発
6/17
(金)
現地着
6/18
(土)
12:15~13:00 市民社会フォーラム(Civil Society Forum)
対話イベント開催
ウィーン
6/19
(日)
終 日 市民社会フォーラム(Civil Society Forum)参加 ウィーン
6/20
(月)
終 日 核兵器の非人道性に関する国際会議 ウィーン
6/21
(火)
終 日 核兵器禁止条約第1回締約国会議
バナー展示(~6/23)
ウィーン
6/22
(水)
終 日 核兵器禁止条約第1回締約国会議 ウィーン
6/23
(木)
終 日 核兵器禁止条約第1回締約国会議
現地発
ウィーン
6/24
(金)
日本着

※日付表示は現地時間
※組織名称は一部略称使用

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