米国アイダホ大学学長及び同大学関係者・学生が湯﨑知事を表敬訪問しました
8月5日に、米国アイダホ大学のスコット・グリーン学長と同大学の関係者及び学生が湯﨑知事を表敬訪問されました。
この表敬訪問は、今年5月に同大学が小倉桂子さん(被爆者、平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)代表)に、長年の国際平和や平和教育への貢献などを理由として名誉博士号を授与するにあたり、湯﨑知事が推薦状とグリーン学長宛の親書をお送りしたことへの謝意をお伝えすることなどを目的として実施され、小倉さんも同席をされました。
表敬の中でグリーン学長は、推薦状と親書へのお礼の言葉とともに、前日に平和記念資料館を訪問したことに触れ、「核兵器使用の結末と核兵器が人類全体への脅威であることを認識しました。」と感想を述べられました。
湯﨑知事は、ロシアによるウクライナ侵略やイスラエル・ガザ紛争に触れ、核兵器使用が“カジュアルに”語られるようになっていることへの深い憂慮を示し、「私たちは、被爆者の証言によって初めて被爆の実相を知ることができます。」と述べました。
また、小倉さんは、持参された名誉博士号授与証明書を湯﨑知事に披露されました。湯﨑知事は、「これまでのご貢献が認められ、また、アイダホ大学との関係が深まることは素晴らしいですね。」と賛辞を送りました。
アイダホ大学のご一行は、8月6日の平和記念式典に参列するとともに、同行した学生の皆様は、広島国際会議場や宮島の大聖院で、“原爆市長”として知られる、故・浜井信三氏の想いを英訳する取組や、同氏の著書を研究した成果を発表されました。
私たち広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)は、今回の来広をきっかけに、アイダホ大学と広島の人々との交流が一層深まっていくことを期待するとともに、様々な国や地域から多くの方が広島を訪れ、平和を目的とした交流が広がっていくよう、様々な支援を行ってまいります。
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