令和３（2021）年１月20日にジョー・バイデン氏が米国大統領に就任したのに伴い、広島県知事がコメントを発出しました。

　

知事コメント

米国新大統領に就任されたバイデン氏に心より祝意を表します。

バイデン新大統領には、被爆者を始めとした多くの人々が心から願っている、核兵器廃絶に向けた確固たる決意を示していただき、就任早々ではありますが、失効が直前に迫っているロシアとの新戦略兵器削減条約（新START）の延長交渉を成功させていただくことを強く求めます。

さらには、８月に予定されているNPT運用検討会議等、様々な国際的な枠組みや米国自身の行動において、昨年（2020年）８月６日に発表されたメッセージでおっしゃられているとおり、「核兵器のない世界の実現」に向けて、リーダーシップを発揮されることを期待しています。

県としても、新型コロナウイルス感染症が収束した後には、ぜひ被爆地広島を訪問していただき、被爆の実相に触れ、核兵器の非人道性について深く認識され、平和に向けての強いメッセージを発信していただけるよう、働き掛けてまいります。

　

　令和３年１月20日

　広島県知事　湯崎　英彦