第26代高校生平和大使の帰国報告について
令和5年12月8日(金)、今年の8月に4年ぶりの欧州訪問を行った、第26代高校生平和大使による湯﨑知事への帰国報告が行われました。
「高校生平和大使派遣委員会」は、 1998年より被爆地の願いを世界に伝えるために「高校生平和大使」を国連に派遣しており、その活動は国連や国際社会にも影響を与えています。 高校生平和大使が契機となって生まれた、核兵器廃絶を求める署名を集める「高校生一万人署名活動」は、今年もノーベル平和賞にノミネートされており、国内外で高い評価を受けています。
高校生平和大使の3名は、欧州訪問の様子について自作のパネルも使いながら報告を行いました。また、高校生平和大使の一人は、「自分たちも様々な人に会って、その度に心動かされて今この活動をするようになったので、今後自分たちが広島で平和に向けて発信していくことで、多くの人の心を動かして平和の連鎖につなげていきたい。」と述べました。
報告を聞いた湯﨑知事は、 「大人から言われるよりも高校生の皆さんから言われる方が心に刺さると思うので、この活動を続けてほしいし、ご自身の経験を多くの人と共有して、次の代につなげていってほしい。」と、今後の取組への期待を述べました。
また、訪問先の一つである軍縮会議日本政府代表部での各国外交官との意見交換について、「視野が広く、相手の発言を受けて別の角度からの視点で話を振るなど、会話を発展させ、議論を深めていこうという姿勢が参考になった」という発言があり、平和に限らず、様々なことを勉強する大切さを実感したようでした。
へいわ創造機構ひろしま(HOPe)としても、核兵器のない平和な世界の実現に向けた動きがさらに拡大していくよう、 今後ともこうした若者の積極的な活動を応援していきます。
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