国際連合軍縮部では,国連の創設,そして,広島・長崎への原爆投下から75年となる今年,#75Words4Disarmament Youth Challenge(#軍縮を75単語で 若者チャレンジ)を開催していました。2020年10月26日(米国時間)に受賞者の発表がありましたので紹介します。
この取組は,世界中の13歳から29歳の若者に参加が呼びかけられました。75単語以内で自身が考える「軍縮」を説明するという内容です。13歳~18歳,19歳~24歳,25歳~29歳の各グループから受賞者が発表されました。この取組には62か国から198の応募があったそうです。
Youth4Disarmament Initiativeのウェブサイト(英語)を見る各グループで1位を獲得した受賞者が考える「軍縮」を紹介します。
皆さんは「軍縮」について75単語でどのように説明しますか?
13歳~18歳のグループ
Bethlehem Beyoro (エチオピア)
19歳~24歳のグループ
Krystyna Brągiel (ポーランド)
軍縮により私たちは壁を引き下げ,障壁を突破できるようになります。軍縮により私たちは他者を標的や敵ではなく人間としてみることができるようになります。軍縮は,安堵,理解,尊敬,尊厳をもたらしてくれます。軍縮は,人間の生命や健康の価値を深く考える機会となります。地球に存在するすべての命にとっての生存の機会です。軍縮は現実になれるし,現実にすべき夢です。軍縮は,私たちの共通の責任です。
25歳~29歳のグループ
Valentina Bianco Hormaechea (アルゼンチン)
軍縮は勇気を意味します。平和のために権力のバランスを変える勇気,多くの人々の幸福のために少数の利益を譲り渡す勇気です。軍縮はコミットメントを意味します。平和に暮らすためにコミュニティを結びつける社会契約をやり直すコミットメントです。軍縮は信頼を意味します。お互いを大切にすると明示的に決めた人々同士の信頼です。軍縮は希望を意味します。より良くでき,そして,これからもより良くなる文明の希望です。
* 各受賞の原文は,https://www.youth4disarmament.org/news/75words4disarmament-youth-challenge-winnersをご覧ください。(原文を基に,広島県で仮訳。)