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国際平和拠点ひろしま

北朝鮮による核実験に対する抗議文(2013.2.12)

抗 議 文

本日,貴国が核実験を強行したとの報に接しました。

世界各国の再三にわたる中止要請にもかかわらず,貴国が核実験を強行したことは,平和を希求する広島県民の願いを踏みにじる暴挙であり,断じて容認できません。

本県は,これまであらゆる機会を通じて,核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えてきました。

国際社会では,2010年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議において,核兵器のない世界の実現を決意し核軍縮につながる具体的進展を約束する最終文書が全会一致で採択されるなど,核兵器廃絶に向けた世界的な気運が高まっています。

こうした中,貴国の行動が,他の核兵器保有国や核兵器保有願望国の核開発を加速させ,世界の平和と安定の構築を損ねることを強く危惧します。

ここに広島県民を代表して,今回の貴国の実験の強行に対して強く抗議するとともに,貴国が核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う世界中の人々と広島県民の思いを真摯に受け止め,核実験はもとより,今後一切の核開発を放棄することを強く求めます。さらに,核兵器不拡散条約(NPT)に復帰し,核抑止力に頼らない外交努力を行うなど,核軍縮に向けた誠実な交渉義務を果たすことを改めて強く要請します。

2013年2月12日

朝鮮民主主義人民共和国
国防委員会第一委員長 金 正恩 様

日本国 広島県知事 湯崎 英彦
日本国 広島県議会議長 林 正夫

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