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国際平和拠点ひろしま

Protest (2016.09.09)北朝鮮による核実験に対する抗議文(2016.9.9)

抗 議 文

本日,貴国が核実験を強行したとの報に接しました。

 

本県は,これまであらゆる機会を通じて,核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えてきました。

 

 4月に広島で開催された主要国首脳会議(サミット)外相会合で,参加国は,「いかなる国も核兵器の実験的爆発を行うべきではない」と訴えましたし,5月には,世界最大の核保有国のひとつである米国のオバマ大統領が,現職の大統領としてはじめて広島を訪問し,核兵器を保有する国は,恐怖の論理から脱し,核兵器のない世界を目指す勇気を持たなければならないと世界の人々に示されました。

 

 貴国の行動は,こうした核兵器廃絶に向けた国際的な機運に大きく水を差すものであり,他の核兵器保有国や核兵器保有願望国の核開発を加速させ,世界の平和と安定の構築を損ねることを強く危惧します。

 

 加えて,貴国の行動は,日本,アジアはもとより,国際社会の平和と安全に対する重大な脅威であり,核兵器不拡散条約(NPT)体制に対する重大な挑戦であり,容認できません。

 

 ここに広島県民を代表して,今回の貴国の実験の強行に対して厳重に抗議するとともに,貴国が核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う世界中の人々と広島県民の思いを真摯に受け止め,全ての核兵器と今後一切の核開発を放棄することを強く要請します。

 

2016年9月9日

 

朝鮮民主主義人民共和国
国務委員会委員長 金 正恩 様

日本国 広島県知事 湯崎 英彦
日本国 広島県議会議長 宇田 伸

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