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国際平和拠点ひろしま

発信!グアテマラ野球(2号)

2018/05

ケツァルテナンゴ

青年海外協力隊2017年度3次隊 職種:野球 細間 翔

 2月からそれぞれ任地に赴任し、いよいよ活動が開始しました。私の任地はグアテマラ第2の都市でケツァルテナンゴ県ケツァルテナンゴ市(通称:シェラ)といいます。
 シェラは国内西部に位置し、標高は約2,300mあるため首都よりも朝晩は冷え込みますが、近くの火山が非常に綺麗に見え、素敵な景色が見れます。またスペイン語の語学学校も多い為、欧米人やごく稀にアジア人も街で見かけることがあります。中心部には、日本人が経営するゲストハウスもあり、日本人の旅人もこのシェラをよく訪れるそうです。
 中央公園付近は古い建物が多く歴史を感じますが、車で10分程の距離にショッピングセンターやレストラン街あります。

 私は、ケツァルテナンゴ県の野球協会に配属され、毎日同僚と共に午後から子供達に野球の指導をしています。午前中は普及活動として市内の小学校を巡回し体育の授業を利用させていただき、ベースボール型の授業を取り入れ子供達に少しでも野球に興味を持ってもらえるよう工夫しています。2月から活動が開始し少しずつ新しく野球に興味を持ってくれる子供達も増えてきました。残念ながら、まだまだグアテマラは貧富の差が激しく、私立と公立の学校では大きく環境が異なります。実際に私が配属されたばかりの時は、練習に参加する子供達は私立に通う子供達ばかりでした。野球は道具が必要な為、お金がかかるスポーツというイメージがあるからです。しかし、野球協会が管理する道具を無料で貸し出しできるので、公立の小学校に通う子供達も平等に同じ練習ができ、年に一度の国内で行われる各年代の大会に参加できます。まだまだ多くの子供達に野球の楽しさを味わってもらいたいと思います。

野球協会の練習に参加する子供達

 毎日の練習で、技術・体力を鍛えつつ、礼儀や規律を大切にすることも伝えています。配属先の会長は日本人の技術だけでなく、礼儀も子供達に学んで欲しいと言っています。


ひろしま平和貢献大使について

広島県出身のJICAボランティアを対象に,ひろしま平和貢献大使を委嘱しています。
ひろしま平和貢献大使の方々には,赴任国と広島県の架け橋として,現地の生活や活動の様子についての情報提供とともに,
広島の被爆の実相や復興の歩みについて伝える原爆展を現地で積極的に開催していただくこととしています。

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