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国際平和拠点ひろしま

Reconstruction support project カンボジア復興支援プロジェクト第5フェーズ 事業完了式典を実施しました

1 式典について

広島県は,2019年12月24日に,カンボジア王国の持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援事業の完了式典を実施しました。

式典には、教育省のIm Koch次官、Ton Sa Im次官、Soeur Socheata次官、教育総局からLor Chha vanna副局長、Mok Sarom副局長、JICAカンボジア事務所から菅野祐一所長、事業協力している広島大学教育学研究科教育ヴィジョン研究センター(EVRI)から草原和博センター長、桑山尚司事業コーディネーターのほか、教育関係部局の職員約80名が出席しました。

本県からは国際部長の下﨑正浩が出席し、湯崎知事の挨拶を代読しました。

教育省次官のうち2名は広島訪問の経験があり、カンボジアの復興と広島の復興を重ね合わせながら挨拶されました。

式典の参加者には、3年間の事業の成果物として、昨年度から開発している教科書モデル単元と本年度開発している社会科カリキュラム・教科書開発マニュアル(現在ドラフト版)が配付されました。

式典後は、3年間の研修で学び専門性を高めたカンボジア側の専門家が主体となり、事業の経過と開発したマニュアルの概要について参加者に紹介しました。

2 プロジェクトの概要

広島県では,「国際平和拠点ひろしま構想」の実現に向け, (独)国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」を活用し,県内の大学や教育機関等と連携のもと,「教育分野における復興・平和構築のための人材育成プログラム」を進めています。

内戦や近隣国との争いを経験し,近年は経済発展とASEAN諸国との連携など社会変化に直面しているカンボジア社会が,国際社会において平和な社会を持続していくためには,学校教育において,環境保全と経済発展の両立など多面的・総合的に考える力,立場や考えの違う人々を理解・尊重し協同的に課題を解決することができる力など(持続可能な開発のための教育:ESD)が重要となってきています。

本県では,2005年から(独)国際協力機構(JICA)や教育委員会,県内大学等と連携し,カンボジアにおける初等教育での授業改善を支援してきました。

今回のプロジェクトは,これまでの活動を通じて得られた蓄積をもとに,持続可能な社会を構築する視点も新たに加え,広島大学教育ビジョン研究センター(EVRI)の専門家協力のもと,カリキュラム開発に取組んでいくものです。

  • 事業名
    「カンボジアにおける持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援」プロジェクト
  • 目標
    カンボジアの授業改善に有効な社会科カリキュラムが改訂され、社会科教科書開発者の能力が高まる
  • 実施内容
    ①広島に招聘し研修を実施(2週間×3回)
    ②県内専門家を派遣し,研修を実施(2週間×12回/活動地域:プノンペン)等
  • 実施期間 (第5フェーズ)
    2017年4月~2020年3月

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このページに関するお問い合わせ先

平和推進プロジェクト・チーム

住所:〒730-8511 広島市中区基町10-52(県庁本館3階)

Tel:082-513-2366

Fax:082-228-1614

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