法政大学教授・国連訓練調査研究所(UNITAR)理事の弓削昭子氏が湯﨑知事を表敬訪問しました
令和5(2023)年2月17日に,法政大学法学部国際政治学科教授でUNITAR理事の弓削昭子氏が湯﨑知事への表敬のため,広島県庁を来訪されました。
弓削教授は,長く国連開発計画(UNDP)でキャリアを積まれ,UNDP駐日代表兼総裁特別顧問を含む重要なポストを歴任された,開発分野のスペシャリストです。
弓削教授は,「今年はG7広島サミットや,9月には国連のSDGsサミットがあり,とても重要な年です。日本から革新的なアイデアを発信して,日本が国際社会で存在感を高めるとても良い機会であると思います」と述べられ、また、グローバルな危機について、「平和と開発(の問題)は近づいてきており、気候変動やパンデミックなど、今まで「離れていたもの(別々の課題)」と捉えられていたものが、「複合的な危機」として捉えられるように変わってきています」と述べられました。
湯﨑知事は,へいわ創造機構ひろしま(HOPe)が昨年4月に,核兵器問題を国連の次期開発目標に位置づけることを目指して設立した市民団体「グローバル・アライアンス『持続可能な平和と繁栄をすべての人に』(GASPPA)※」の取組を紹介し,「ロシアによるウクライナ侵略が,即座にエネルギー危機や食糧危機に繋がりました。まさに平和の問題が開発問題に繋がっており,セットで取り組んでいかなければなりません」と述べました。
※「グローバル・アライアンス『持続可能な平和と繁栄をすべての人に』(GASPPA)」
最後に弓削教授は,「大変な年であると思いますが,ご成功をお祈りしています」と,G7広島サミットの成功に向けて湯﨑知事にエールを送られました。
広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)は,核兵器問題を,従来の安全保障と非人道性に加え,持続可能性を加えた3つのアプローチから取り組んでいます。
今後も私たちは,様々な関係機関と連携して,平和の取組を進めていきます。
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