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国際平和拠点ひろしま

Future Leaders' Program 2016グローバル未来塾inひろしま 平成28年度(第1期)の研修の様子

平成28年度(第1期)の研修概要

研修修了生の声

昨年度(平成28年度)の研修を終えた修了生(第1期)からは,次のような感想をいただきました。

ふだんできない貴重な経験ができた。自分の将来像が見えてきた。
国際社会での問題に対する見方が変わった。また,このような課題への関心が高まった。
英語でのリスニング能力やコミュニケーションスキルが向上した。
最初は,参加者の英語力に圧倒されることもあったが仲間の助けもあり最後まで続けることができた。
最後までやりきることは,大きな自信にもなり能力の向上を実感できた。
発表やプレゼンテーション力に加え,突然の質問への対応,伝える時の姿勢なども身についた。
自分の意見や考え方をきちんと持つようになった。
研修を通じた交流で視野が広がり仲間が増えた。知り合った仲間と継続してつながりを持ちたい。
もっと学びたい,人と関わりたい,将来,広島に還元していきたいという意欲が高まった。 など

研修内容

開講式(第1回(8月19日))

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」 大島 賢三 塾長(元 国連事務次長)

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
国連などで御活躍された大島賢三塾長から,国際社会における国連の役割をお話しいただくとともに,自身の御経験も踏まえながら,将来,国際平和人材として活躍していくために必要となる能力や視点についてお話しいただきました。

講義(第1~9回(8月19日~1月22日))

国際平和(核兵器廃絶,復興・平和構築)

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
核軍縮・不拡散,復興・平和構築分野の第一線で活躍されておられる大学教員や研究者などによる講義を受講しました。核兵器廃絶分野については, 「核兵器削減のためのアプローチ」,「核軍縮・不拡散と広島」,「核軍縮・不拡散に向けた世界的動き」,「国際関係から見た核兵器と平和」などの講義が行われました。復興・平和構築分野については,「紛争地域の平和創造と平和構築」,「地域紛争と広島の復興」,「紛争後における緊急支援と平和構築」,「国際協力概論」などの講義が行われました。 また,湯崎知事も「広島から,核兵器のない平和な世界の実現に貢献できる人材を目指して」をテーマで講義しました。また,受講生も,疑問点などを講師に積極的に質問していました。

演習 模擬国連会議

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
国際社会における課題解決への交渉プロセスを疑似的に体験するため模擬国連会議を開催しました。まずは,8月に,模擬国連会議の理解を図るため「国連のカフェで提供するランチメニューをどうするのか?」という仮想の議題を基に練習会議を行い,会議の手順などを理解しました。これを踏まえ,10月に,「核軍縮・核不拡散:NPT体制の包括的強化」 をテーマに設定した会議を行いました。 受講生は,自分が担当する国のスタンスや主張を事前に調べ会議に臨み,最終的に合意文書としてとりまとめました。

英語

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
パブリック・スピーキング能力を向上させるため,平和に関係するトピックス(「テロリズム」「核兵器」「貧困と飢餓」「難民」「教育とジェンダー」「気候変動」「ネルソン・マンデラ」「アウン・サン・スーチー」「広島平和公園ガイド」など)を基にスピーチ,ディスカッションなどの演習を行いました 。小グループで,自分の考えを発言し,仲間と議論し,その結果を発表するプロセスを通じて身に付けた力を,海外研修で生かしました。

海外研修(1月4日~10日)

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
国内研修での学びを生かすことを目的に,フィリピンマニラ首都圏で海外研修を行いました。平和構築や国際協力の実務者や活動現場を訪問 (在フィリピン日本国大使館,アジア開発銀行,JICAフィリピン事務所,NGOユニカセ など) するとともに,現地高校生(フィリピン・サイエンスハイスクール)と平和・文化に関する史跡などを訪問するとともに国際平和や世界的課題について意見交換を行いました。

研修成果発表・修了証書授与(2月5日)

基調講演 「国連の役割と国際人材の未来像」
これまでの研修で学んだこと,印象に残ったこと,将来生かしたいことについて,一人ひとりが英語で発表を行いました。大島塾長をはじめ,講師の先生方から発表内容と受講生の成長に高い評価を頂きました。
また,発表後に修了式を行い,修了証書が授与されました。

≪発表の概要≫

これまで平和について学んではきたが,異なる視点からも考えること,要因の背景を考えることの重要性に気付かされた。国際的な支援も国際平和には重要。実際にその場に行き,その国の立場や状況を理解することができる人材を目指したい。
未来を変えたいと思うのであれば,まずは歴史を深く学ばないといけないことに気付かされた。将来は,教育分野で,英語で,その背景や様々な見方も踏まえながら世界の歴史を教えることができる人材となり,次世代のリーダーを育成したい。
海外研修で,平和を築くための重要な要素の一つは教育という意見を多く聞いた。将来は,教育が未普及の地域で栄養や衛生に関する医療分野の支援に関わり,こうした地域の人々が教育の重要性を実感できる国際貢献に関わりたい。
核兵器廃絶に向けた講義を通じ,核軍縮と核不拡散の難しさを実感する一方で,核兵器を廃絶したい気持ちが大きくなった。将来は,音楽と平和を結び世界の人々に笑顔を届けられるようなエンターテーメントを通じて国際平和に貢献したい。
研修の様子はこちらから

 

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