広島イーグル株式会社
基本情報
事業内容
自動車用メカニカルシールの部品の生産・供給
私たちはこんな会社・団体
当社は、2009年に広島県北広島町で創業した、イーグル工業(株)の傘下で自動車用メカニカルシールの部品を生産・供給を行う会社です。グループ経営理念の一つである「人間尊重経営」を軸に、「ひと・地域・地球・環境」に優しいものづくりを行い、地元人材の採用や地元業者への発注などを積極的に行うことで、地域経済の活性化を支援しています。
平和推進の取り組み
SDGsの目標
SDGsや平和に関する具体的な取組内容
メカニカルシールとは、ポンプやコンプレッサーなどの回転機械の動力を伝える軸部分に設置されるパッキン部品の一種です。シールの役割は、機械で取り扱われる水や油などの流体が機械の外部(大気中・水中など)へ漏れることを防ぐことです。自動車、船舶、ロケット、産業プラント用設備から住宅用設備まで、様々な場面で使用されています。シールの存在は、環境汚染の防止や機械の運転の効率化による省エネ、機械の安全などに貢献しています。 「『深耕』技術を深く追求し、『継続』その技術を継続し、『幸福』その技術で社員が幸せになる」という当社経営理念のもと、北広島町から世界へ、お客さま満足と時代のニーズに合った高品質な製品・サービスをお届けしています。品質確保のために、ISO9001認証(※1)取得、品質管理体制の構築と継続的改善、世の中に一個たりとも不良品を出さない「永遠のゼロ」活動の実践による製品・サービスの品質確保、コンプライアンス順守徹底に向けた継続的啓発の実施などを行っています。 また、グループ経営理念の一つである「人間尊重経営」のもと、労働安全衛生の徹底と、やりがい・働きがいのある職場づくりにより、社員が幸せを感じられる企業を目指しています。主な取組みとして、人権尊重、ハラスメント禁止の明示と継続的な啓発実施、人材育成ロードマップ作成とそれに基づいた適切な指導・育成、健康経営の実践、働き方改革の実践などを行っています。 こうした取組みは、会社をよりよくするための改善を繰り返す活動であり、会社の持続可能性を拡大するとともに、変革を図る力となります。企業の持続性は、雇用の創出や地域の発展にも繋がるため、大切な取組みと捉えています。 事業実施にあたっては、地球環境にも配慮しています。事業活動や製品・サービスによる環境影響を適切に把握し、本業を通じた環境問題解決への取組みを積極的・主体的に実践しています。具体的には、ISO14001(※2)認証取得と環境マネジメント体制の構築、環境法規への適切な対応と従業員への継続的啓発実施、太陽光発電の活用、エネルギー使用量・水使用量の把握と削減に向けた取組みなどを行っています。 固有技術である高度なシール技術は、密閉度を高めて中の流体を流出させないことから、環境汚染の抑制に貢献していると同時に、機械の運転効率も上げることから、省エネにも寄与することができています。 製品づくり以外にも、地域経済活性化に繋がる取組みや、「良き企業市民」 としての社会貢献活動の実践を通じて、地元北広島町の持続可能な発展に貢献しています。地元人材の積極採用、地元業者への積極発注、地元スポーツクラブへの支援活動、地元で生活する外国人を対象とした日本語会話教室へのボランティア派遣、地域における夏祭りの開催などを行い、持続可能なまちづくりを目指します。 今後も、未来に続くものづくりを追求するとともに、持続可能な地域社会の実現に貢献していきたいと考えています。 【注釈】 (※1)ISO9001:顧客に提供する製品・サービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした、品質マネジメントシステムに関する国際規格。 (※2)ISO14001:サステナビリティの考えのもと、企業活動による環境リスクの低減および環境への貢献を目指す、環境マネジメントシステムに関する国際規格。
取組推進のために工夫していること(団体内での体制づくり, ステークホルダーとの連携など)
毎年計画されるグループ経営方針が、SDGsを意識したものとなっています。具体的には、上述の「永遠のゼロ」活動のほか、環境に配慮した工程設計、地域に密着した貢献活動を推進するESG経営、製造工程におけるムダを削減する「TCD/KAIZEN活動」、ITを使って間接業務の改善を行う「Digitalization/ムダ半」、従業員教育等を行う「人間尊重/人財育成」等です。当社では、それらを実現するため、その関連部門が具体的な施策を計画し、会社の承認により実行に移されます。毎月、計画が確実に実行されているか、その実績を経営会議でフォローされています。