井本建設株式会社
平和推進の取り組み
SDGsの目標
SDGsや平和に関する具体的な取組内容
井本建設株式会社は、1933 年の創業以来、広島県内を中心に個人住宅から社寺仏閣などの伝統建築まで幅広く手がける総合建設会社です。 そして近年力を入れているのが、建物再生技術です。それは、従来のリフォームやリノベーションとは異なり、既存建物の躯体主要構造部を継続利用しながら、現行法規に適合する耐震改修を行い、デザインや機能ともに新築同等の建物へと生まれ変わらせる手法です。既存の躯体主要構造部を再利用するため、新たに躯体等に関する建築資材を使用する必要がなく環境保全につながります。さらに、元々使われていた躯体主要構造部の長寿命化、建築コスト削減、事業期間の短縮なども可能になります。耐震診断や既存建物の調査が必要なため、企画・設計に新築の建物よりも時間がかかってしまいますが、総合的な工期短縮や建物の長寿命化、建築コストや二酸化炭素排出量の削減を達成することができるため、企業として積極的に取り組んでいます。
取組推進のために工夫していること(団体内での体制づくり, ステークホルダーとの連携など)
岡山県真庭市の図書館がこの技術で再生したように、人口減少のすすむ地方都市では安易な建て替えや建物規模の拡大ではなく、現存する建物をいかに活用するかが重要です。 現在、日本では長期優良住宅に認定された建築を税制で優遇する等、建物の長寿命化を促進しています。 建て替えと比べ廃材発生量や二酸化炭素排出量をおよそ80%カットすることができる建物再生技術を活かし、持続可能な社会の実現に貢献します。