株式会社広瀬印刷
基本情報
事業内容
パンフレットや紙袋などの企画製造
私たちはこんな会社・団体
平和推進の取り組み
SDGsの目標
SDGsや平和に関する具体的な取組内容
被爆地広島では、これまで様々な平和への取り組みが行われてきました。その中で有名な取り組みの一つとして、折り鶴を使用したものがあります。弊社も印刷会社として、折り鶴を使用した平和への取り組みを行っており、広島に寄せられた折り鶴を「祈りの鶴」という形に変えて販売しています。この取り組みにより、折り鶴に込められた思いを広く届けるとともに、国内外に平和の大切さや原爆の悲惨さを伝えています。 「祈りの鶴」の作成には、市民活動団体のなごみプロジェクトが広島市から譲り受けた折り鶴を使用しています。この折り鶴を、なごみプロジェクトが宮島の大聖院においてお焚き上げしていただき、そこで出た灰・白砂と特殊な接着剤を折り鶴の型に入れて成型します。その後、弊社にて独自の印刷技術により手書き風合を再現した柄をつけていきます。製品として完成した「祈りの鶴」は、原爆資料館やおりづるタワーでの販売のほかインターネットでの注文も受け付け、製品と共に多くの人に平和の思いを届けています。 また、接着が完了した「祈りの鶴」には絵付け体験をすることもできます。過去には絵付け体験場を用意して、たくさんの人に思いのままに絵付けをしていただき持ち帰ってもらう場も設けていました。この体験を通して、一人でも多くの人に、折り鶴に込められた思いを少しでも感じてもらいたいと考えています。 その他にも、灰を活用した製品として、灰をガラスの中に入れた、職人手作りのビーズブレスレットやリングスタンドなども同様に手がけています。 こうした製品や体験を通して、広島に折り鶴が寄せられるようなった歴史に触れ、改めて平和の大切さや戦争の悲惨さ、核兵器の非人道性を認識していただくことを目指します。
取組推進のために工夫していること(団体内での体制づくり, ステークホルダーとの連携など)
企業活動において、SDGsの17の目標すべてを網羅することは難しいと考えます。そこで、「自社でできることは何か」「企業イメージや社内スタッフのモチベーションをあげられることは何か」「SDGsに取り組むことでまずは身近な人、そして多くの人が豊かに暮らしていけるようになるには」と考えて、「祈りの鶴」の作成が始まりました。この事業は自社だけではたどり着けませんでした。様々な工程において協力していただいた方に想いを伝え、同じ志をもってできたものだと思っています。