原爆投下時の電信電話
西日本電信電話株式会社(NTT西日本)広島支店の平和への取組
NTT西日本 広島支店は,広島への原子爆弾投下により甚大な被害を受けながらも通信を守り続けた人々の記録「原爆投下時の電信電話」を発行しました。
冊子の中では,1869年からサービスが開始された電信(現在の電報)や1900年に広島郵便電信局内に広島電話交換局が設置されたことなど電信電話の歴史についても触れられています。また被爆後の復旧の様子についても記載されています。
1945年8月6日の様子
8月6日(月曜日)在局者数
「広島電信局」117人
庶務/10人
受配/27人
通信/80人
「広島中央電話局」422人
庶務/22人
監査/10人
加入/31人
交換/359人
※広島原爆誌より
被害状況
広島電信局は,倒壊自体は免れたものの猛烈な爆風により鉄の窓枠は吹き飛ばされ天井は脱落し通信機器も飛散し廃棄するしかない状況となりました。さらに,近隣火災の延焼により局舎が全焼してしまったことから,復旧は困難であると判断し8月10日より広島中央電話局を仮局舎とします。
広島地区の電信電話関係機関における原爆犠牲者は
広島電信局(職員約300名中170名)
広島中央電話局(職員約610名中210名)
原爆投下時の電信電話から抜粋
資料ダウンロード
冊子の詳細については,NTT西日本広島支店にお問い合わせください。
お問い合わせ:NTT西日本広島支店 082-226-3710
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