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国際平和拠点ひろしま

セッション3 概要

テーマ

米中対立時代におけるビジネスの地政学的リスクへの向き合い方

 

 

戦後数十年の間,日本の経済界は日米安保を基軸とした軽武装・経済集中路線にのっとり,稀に見る高度経済成長を実現させた。

一方,冷戦が終結して30年が経ち,新たな地政学上のリスクとして中国と米国の緊張関係が高まり,これまでの日本の経済的繁栄のベースとなってきた,開かれたグローバル自由資本主義体制は蝕まれつつある。

人権政策でも欧米と中国の溝が深まると言われ,米国政府や西側の世論は日本政府と日本企業に対して,中国市場での活動や中国製品の使用について,厳しい対応を要求していくことになる。米中の対立が,日本としての立場と,ボリュームのある中国市場との間で,スタンスを問われるようなことが民間企業でも起こり,非常に難しい立場に置かれている中,企業はこれにどう向き合っていくのかについて議論を行う。