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国際平和拠点ひろしま

セッション4 概要

テーマ

行き過ぎた自由競争主義の是正:貧富の差をなくし,安定した経済と民主主義を保つために企業ができることとは

 

 

近年,巨大テクノロジー企業が社会の利便性を高め,世界経済の成長を牽引する一方で,貧富の差を拡大しているとの批判が聞かれる。コロナ禍でも巨額の利益を積み上げる一部のテクノロジー企業と,破綻寸前のその他多くの業種。行き過ぎた市場競争主義への反省が見られつつある。

一方で,経済界が格差軽減のために独自にできる努力もある。企業は,格差是正の視点を,行動規範やビジネスモデルの構築にも今後入れていくことが期待されるだろう。

さらに,市場競争の中でより弱者に寄り沿った行動を企業に促すための方策も考えていく必要もあるだろう。

今までの資本主義の前提としてきた市場競争主義の限界が議論される中,積極的に格差の是正や社会の安定にビジネスとしてどう立ち向かい,平和の条件を創っていくかについて議論を行う。