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国際平和拠点ひろしま

Hiroshima Report 20185.米国 ■核兵器国

評点/最高評点(評点率)

核軍縮

16.7/101(16.5%)

ロシアに次ぐ規模の6,800発の核弾頭を保有している(推計)。新STARTのもとで戦略核兵器の削減を進め、核弾頭も継続的に廃棄している。核兵器に関する透明性は、核兵器国の中で最も高い。また、2014年に設立した「核軍縮検証のための国際パートナーシップ(IPNDV)」を主導してきた。他方、2017年に発足したトランプ政権下では核兵器への依存を高めるような政策見直しの可能性が指摘されている。CTBTに対しても消極的な対応が見え始めている。TPNWの交渉会議には参加せず、条約にも署名していない。日本が主導する核軍縮に関する国連総会決議には、共同提案国として賛成した。

核不拡散

41/47(87.2%)

IAEA保障措置への貢献度や輸出管理体制の信頼性の高さなど、核不拡散に引き続き積極的で、国際社会における取組をリードしている。補完的なアクセスに関する規定を含むIAEA追加議定書を締結している。他方、米新政権の動向は、イラン核問題に関する共同包括的行動計画(JCPOA)の今後についての懸念を高めている。

核セキュリティ

24/41(58.5%)

IAEAとの関係では核セキュリティ関連の国際ワークショップを複数開催し、また核セキュリティ基金への財政的貢献を表明するなどの継続的な関与を行っている。核セキュリティサミットプロセスを牽引したオバマ前政権との対比から、トランプ政権の核セキュリティ政策に注目が集まる状況にあるが、2017年時点では新たな方針は打ち出されていない。


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