核軍縮 |
評点 14.9 |
最高評点 101 |
評点率 14.8% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 +0.8 |
ロシアに次ぐ規模の5,550発(推計)の核弾頭を保有し、継続的に廃棄している。核戦力の近代化計画を継続している。新STARTの5年間延長に合意した。ロシアとの首脳会談で「核戦争に勝者はなく、決して戦われてはならない」との原則を再確認し、将来の軍備管理などについて議論する戦略的安定対話の実施に合意した。新START後の核兵器のさらなる削減について、具体的な提案は行っていない。TPNWに反対し、署名していない。核軍縮の前進には国際安全保障環境の改善が必要だとし、「核軍縮環境創出(CEND)作業部会」を主宰している。CTBTは未批准だが、その発効に向けて取り組むとした。核兵器に関する透明性は核兵器国のなかでも高く、2021年には核弾頭保有数や廃棄数に関する情報の公開を再開した。2014年に設立したIPNDVを主導してきた。日本提案の核軍縮に関する国連総会決議に賛成した。 |
核不拡散 |
評点 39 |
最高評点 47 |
評点率 83.0% |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 +1 |
2018年に離脱した包括的共同行動計画(JCPOA)について、イランなど関係国との間接交渉を続けたが、2021年には合意の再建には至らなかった。国連総会決議「中東地域における非核兵器地帯の設置」に棄権し、「中東非WMD地帯の設置に関する国際会議」には参加しなかった。IAEA保障措置への貢献度や輸出管理体制の信頼性の高さなどといった観点では、国際社会における取組をリードしている。補完的なアクセスに関する規定を含むIAEA追加議定書を締結している。2021年には「プルトニウム管理指針」に基づく報告をIAEAに提出した。 |
核セキュリティ |
評点 25 |
最高評点 41 |
最高評点 41 |
『ひろしまレポート2021年版』からの評点変化 0 |
核セキュリティ関連条約をすべて批准完了している。INFCIRC/225/Rev.5の勧告措置を導入しており、内部脅威及びコンピュータ・セキュリティ対策にも取り組んできている。また、HEU利用の最小限化の支援や検知機器の提供など、核セキュリティ強化のための国際的な取組を積極的に実施している。 |