Hiroshima Report 20247.イスラエル ■NPT非締約国
核軍縮 |
評点 -3.5 |
最高評点 106 |
評点率 -3.3% |
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 -2.5 |
90発程度の核兵器を保有していると見られるが、自国の核保有について一貫して「曖昧政策」(核保有を肯定も否定もしない政策)を採っており、核兵器に関する能力や政策には不明な点が少なくない。核弾頭搭載可能なIRBMやSLCMの開発・配備を進めてきた。CTBTを批准していない。兵器用核分裂性物質の生産モラトリアムを宣言せず、FMCTに関する国連総会決議に棄権した。核軍縮関連の国連総会決議には軒並み反対した。TPNWに署名していない。極右閣僚の一人が、ガザ地区への核攻撃の可能性を示唆する発言を行った。 |
核不拡散 |
評点 12 |
最高評点 43 |
評点率 27.9% |
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 -1 |
中東非WMD地帯の提案に関して、地域の安全保障環境の改善が不可欠だとの主張を続けている。国連総会決議「中東地域における非核兵器地帯の設置」に反対票を投じ、「中東非WMD地帯の設置に関する国際会議」にも参加しなかった。輸出管理体制は整備されている。IAEA追加議定書は締結していない。 |
核セキュリティ |
評点 15 |
最高評点 38 |
評点率 39.5% |
『ひろしまレポート2023年版』からの評定変化 1 |
複数の核セキュリティ関連条約を批准していない。A/CPPNMの国内実施体制を確立している。IPPASミッションを一度も利用していない。多国間イニシアティブには積極的に参加している。核セキュリティの取組に関する情報発信の余地がある。 |