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国際平和拠点ひろしま

「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」追悼記念式典が開催されました

 令和5年1月27日(金)福山市のホロコースト記念館で,「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」追悼記念式典が開催されました。

  ナチス・ドイツのアウシュビッツ強制収容所が1945年1月27日に解放されたことを受けて,国連では,毎年1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と定めており,毎年世界各地で追悼の祈りが捧げられています。

 これまで記念館では,1月27日にイスラエル大使館とオンラインでの追悼式などを行っていましたが,今回の式典では,昨年駐日リトアニア大使がこの記念館を訪問し,感銘を受け,世界各国に呼びかけを行ったことで,各国からゲストを招いての式典が実現されました。

記念撮影の様子

 式典には,ドイツ,イスラエル,リトアニア,ポーランド,アメリカの5か国の駐日大使や総領事をはじめ,県・福山市の関係者など約80名が式典に参加されました。

 式典の冒頭の挨拶で,湯崎知事は,「ホロコーストの犠牲となった方々に心より哀悼の意をささげます。」「 広島でも,1945年8月6日の原子爆弾という非人道的な兵器により,多くの罪なき市民の生命が失われました。そして,今,ロシアによるウクライナへの侵略では,無差別な殺りくにより,数多くの犠牲者を出しています。さらに,ロシアは核兵器の使用を幾度となく示唆し,ウクライナのみならず世界の平和をも脅かす事態となっています。今こそ改めて,人間一人ひとりが,恐怖から解放され,尊厳ある生命を全うできるような社会の形成,すなわち,人間の安全保障について,考えるときではないでしょうか。」と英語で訴えました。

挨拶をする湯崎知事

 

 また,各国の代表や湯崎知事が犠牲者の方々を追悼するため,ろうそくへの点火を行い黙とうを捧げました。

ろうそくに点火をする知事

 その後各国の駐日大使や総領事の方々が行ったスピーチでは,世界中の人々が過去にあった惨劇を認識し学ぶ責任があるといった発言がありました。

左から,在神戸・大阪ドイツ総領事,リトアニア,イスラエル,アメリカ,ポーランド駐日大使

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