イラク共和国国民議会議員一行が湯﨑知事を表敬訪問しました
3月6日イラク共和国国民議会議員4名の一行が国際協力機構(JICA)の実施する研修の一環として来広し,湯﨑知事を表敬訪問しました。
イラクは度重なる戦禍や経済制裁の結果,経済・社会インフラが大きな打撃を受けており,いわゆる「イスラム国(ISIL)」が占拠した一部地域は,基礎インフラを含め早期の復興が求められています。
また,その他の地域でも,発電施設の容量不足による電力供給の逼迫,上下水道施設・設備の老朽化によるサービス低下等,様々な課題に対する取り組みの加速が期待されています。一行は広島の戦後復興について理解を深め,自国の復興に役立てるため,来広されました。
湯﨑知事は「広島が発信する戦争の悲惨さと,平和による繁栄の二つのメッセージを受け取っていただき,自国の繁栄や復興,平和に向けてのきっかけにしていただきたい」と歓迎の挨拶を述べました。
イラクのアマーンジュ・マフムード・アスアド・ハルキー議員は,1988年にフセイン政権の化学兵器による攻撃で,イラクでも罪のないクルド人が,約5000人犠牲になったことを,広島の被爆の経験になぞらえ,「核兵器や化学兵器がなくなることを祈り平和な世界が訪れることを願う」と訪問団を代表し,挨拶しました。
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