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国際平和拠点ひろしま

Event Report Junod【Event Report】ドキュメンタリー映画「ジュノー博士、第三の戦士」プレミア上映会

9月15日にドキュメンタリー映画「ジュノー博士,第三の戦士」のプレミア上映会が広島で開催されました。(報告者:広島県平和推進プロジェクト・チーム職員)

1. マルセル・ジュノー氏について

ジュノー氏は,昭和20(1945)年8月9日に赤十字国際委員会の駐日主席代表として来日。原爆被害の惨状を知ると,直ちに連合国軍総司令部(GHQ)と救援を折衝し,調達した約15トンの医薬品を持って,9月8日に広島入りし,自らも医療に携わった。

2. 監督へのインタビュー

監督にドキュメンタリーを制作した経緯をお伺いしたところ,次のような回答があった。

「友人であり,脚本家ジャン=フランソワ・ベルジェ氏からこの話を聞いたとき,「映画をつくりたい」と思った。ジュノー博士について,スイス人はほとんど知らない。恐らく,多くの日本人も知らないと思う。ジュノー博士がどういう人物だったのか,みんなに知ってもらいたいと思った。」

また,ドキュメンタリーの中で被爆者に直接話を聞く場面があるが,その撮影ではスタッフ全員が被爆者の話に引き込まれていったそうだ。被爆者の方々が発信するメッセージの強さを改めて感じた。

3. 私たちにできること

・ 広島の復興について知る

広島はジュノー博士をはじめ,多くの方々の援助により復興を遂げた。広島県と広島市は連携して,2か年にわたり,「ひろしま復興・平和構築研究事業」を実施し,「広島の復興経験を生かすために‐廃墟からの再生‐」として取りまとめ,さらに,原子爆弾で破壊された広島の復興のプロセスを社会の各分野(都市計画,産業経済,保健・医療など)にわたって調査・研究し,報告書として取りまとめている。まずは,原子爆弾による破壊からどのように復興したのか知ってほしい。

https://hiroshimaforpeace.com/renkei/

・ ロマン・ゲラ監督からのメッセージ

監督からいただいたメッセージもぜひ読んでいただき,できることからはじめてみましょう。

https://hiroshimaforpeace.com/comment/romain-guelat/

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