ウクライナの国民的歌手 チーナ・カーロリさんが表敬訪問しました
令和4(2022)年5月15日に,ウクライナの国民的歌手 チーナ・カーロリさんと,楽天グループ 三木谷浩史代表取締役会長兼社長が,知事を表敬訪問され,会談しました。
知事からは,ウクライナにはチェルノブイリ原発があり,以前事故があった際に,広島が放射線治療等など医療面で支援を行うなど,これまで築いてきた広島とウクライナとの関係に触れたうえで, 「広島は平和のハブであり、その地からチーナさんがメッセージを発信することは非常に重要で、ウクライナの人々をはじめ世界の人々がそのメッセージを受け取られることを願います。」と伝えました。
カーロリさんは,「今,ウクライナで起こっていることは,私たちウクライナ人にとって,つらく悲しいこと。思っているのは,”Never Again”ということです。」と述べ,「広島や日本の支援は私たちにとって重要。皆さんのサポートが世界への強いメッセージになります。」とのお言葉をいただきました。
カーロリさんを招聘した,楽天グループの三木谷代表取締役会長兼社長は,「核戦争はいつなんどきも起きるべきではない。(カーロリさんのメッセージを通して)ロシアにもメッセージが伝わることを願う。広島で起きたことを忘れてはならない。」と平和を訴えました。
カーロリさんのコメント
広島に原爆が投下されて70年以上が経ちました。現在、ウクライナ,そしてヨーロッパの国々では,核戦争の脅威と戦っています。それは私たちが自由を選んだからです。今、ここ広島から、私は皆さんに、核戦争の脅しは許しがたいということを伝えたいと思います。私たちは小さな国です。核戦争は許されるものではありません。私たちウクライナ人は、自分たちの土地を守ることを諦めません。私たちはたくさんの命が奪われる、この暴挙を止めなければなりません。平和の象徴の地であるこの広島から、私はメッセージを送りたいと思います。そして、約80日もの間、支援もなく戦っているマリウポリの兵士についても、戦争終結のためのサポートをしたいと思います
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