○ 主なプログラム
・国際協力機構(JICA)フィリピン事務所訪問
・在マニラ日本国大使館訪問
・アジア開発銀行(ADB)訪問
1月8日(月)受講生は、国際協力機構(JICA)フィリピン事務所、在マニラ日本国大使館、アジア開発銀行(ADB)を訪問し、それぞれの機関が果たす役割や、実施する取組などについて現地の職員にお話を聞きました。
国際協力機構(JICA)フィリピン事務所訪問
訪問に際し、JICAフィリピン事務所の取組や、フィリピン南部のミンダナオ地方の復興支援プロジェクトなどについて、NGOデスク総務班の玉原正之氏、チーフアドバイザーの三角幸子氏よりお話を聞きました。
玉原氏のお話の中では、JICAが途上国などの安定化のため実施する技術協力や資金協力など様々なプロジェクトについて紹介をいただきました。
三角氏は、「国の安定化を図るには行政管理能力の向上が重要である」と述べられ、行政管理能力の向上におけるフィリピンの現状や課題、行政機構が機能しているとはどのような状態であるか、また日本がフィリピンの支援に深く携わっていることや、ミンダナオ地方の復興支援の一環として、広島市内でミンダナオ地方出身の学生や教員を対象にフォーラムを開催した事例など日本とフィリピン双方の密接な関係についても説明されました。
在マニラ日本国大使館訪問
在マニラ日本国大使館では専門調査員の向川友理絵氏より、ご自身の経歴や業務内容、大使館の役割などについてお話を聞きました。
お話の中では、「大使館の大きな役割は、日本に親近感を持つフィリピン人を増やすこと」と述べられ、フィリピンで実施される日本文化についてのイベントの運営に携わった経験や、日本の文化がフィリピンでも広く普及していることなどについてお話をしていただきました。
アジア開発銀行(ADB)訪問
アジア開発銀行では、市場開発官民連携部門主席専門官の青木一郎氏、南アジア局人間社会開発課の林遼太郎氏よりADBの概要や取組について説明をしていただきました。青木氏からは、ADBが途上国などの支援を行う上での7つの目標、支援実績や課題について触れられ、目標を達成する上で必要な視点や心構えについて説明をいただきました。
林氏からは、教育の重要性について説明を受けた上で、ADBが実施する教育支援や、ADBが必要とする人材及び能力などについて説明をいただきました。
お二人のお話を聞いた後、施設内の見学をしました。建物の中には、ADBの歴史を知ることのできる記念館や、食堂、取組を実施する上で必要な情報を収集するための図書館などがありました。
広大で近代的な建物に受講生は終始魅了された様子でした。