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植えて、育てて、有効活用 |
※カスケード利用:木材を資材やエネルギーとして用途を変えながら多段階的に利用すること。建材→木切れ→樹皮といった順に,価値あるものから順番に利用すること。
SDGsのターゲット
7.a 2030 年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率 及び 先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
11.3 2030年までに、持続可能な都市化を促進し、持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
14.2 2020 年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う 。
SDGsの取組内容
地球温暖化の原因のひとつと言われるCO2の排出に歯止めをかけるため,森林の役割が益々高まっています。日本は国土の3分の2が森林といわれ,広島県もほぼ同じ比率の森林を持っています。
当社は丸太を製材加工し,住宅用建材を生産するメーカーです。四季のある日本の環境下に対応できる在来軸組工法に使用される製品を供給しており,例えば,新国立競技場の一部には当社の構造材が使用されています。
樹木は,光合成によって温暖化の原因となるCO2を吸収して蓄えることから,樹木はCO2の固まりだといえ,当社は,その樹木を利用して事業を行っています。
樹木は家具や住宅用建材などに活用されることでCO2を固定化し,大気中のCO2削減に貢献しています。
また,丸太を建材として使用した後に残る余材やおが屑も無駄にしません。これらを使用し,化石燃料に頼らないバイオマス発電を行っています。このほか,太陽光発電も行っています。
このように,CO2の固まりである木材を余すことなく利用することで,大気中のCO2を削減し,地球温暖化の抑制につなげています。
また当社では,光合成による循環システムを構築し,国内に所有する7,800haもの森林で持続可能な森林経営を行っています。50年サイクルで樹木を育て伐採し,若い苗木を再度育てて森林を維持しています。今後,10,000haまで取得面積を増やし,同様に持続可能な森林経営をすることを当面の目標にしています。
さらに,当社の取り組みは海の豊かさにもつながっています。
広島の牡蠣養殖がなぜ成功したのかは,皆さんも十分ご存知だと思います。「森は海の恋人」という言葉があります。木々の生えた山の養分やミネラルが川を通じて流れ,養分をしっかり含んだ豊かな瀬戸内海は,実は木々に守られた海であり,牡蠣養殖には絶好の場となっています。当社は山林管理を通じて,わずかではありますがこの海洋資源の豊かさも担っています。
SDGsに取り組むためのポイント
CO2の固まりである木材を住宅建材として使用することで,大気中のCO2を減らし,温暖化防止につなげています。
また,建材から余材まで丸太を余すことなく使用し,資源を無駄にしません。
さらに,伐採→植樹→使用のサイクルをまわすことで,持続可能な森林経営を行っています。
このように,当社はSDGs達成に貢献する事業を数多く行っています。
中国木材株式会社
呉市広多賀谷3丁目1-1
0823-71-7142
http://www.chugokumokuzai.co.jp/