コアコンピタンスとして環境保全事業の強化と地域・地球環境保全を推進する人財の育成 |
SDGsのターゲット
12.5 2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び 再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
7.2 2030 年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
3.3 2030 年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症 及びその他の感染症に対処する。
6.2 2030 年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
11.6 2030 年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する 。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得 できるようにする。
12.8 2030 年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
SDGsの取組内容
弊社は、循環型社会の形成を目指し、廃棄物の資源化や燃料化、汚水を浄化するための浄化槽の管理、下水処理場の維持管理等を行っています。
燃料製造事業においては、廃棄物を再利用することで廃棄物の量を削減するため、再生燃料として、廃プラスチック、紙くず、木くずや繊維くずからはRPF(※2)を、建築廃材等からは木質チップ(木材を破砕したもの)を製造し、これらの燃料を自家発電を行う顧客や発電事業者に提供しています。また、焼却施設の廃熱を利用したバイナリー発電、太陽光発電の利用による再生可能エネルギーを創出しています。
水質保全事業においては、浄化槽や下水処理施設の維持管理サービスを通して、環境負荷の低減(河川、海洋の汚染防止)やオゾンによる室内の滅菌消毒作業を実施し、衛生的で安心安全な空間づくりに取り組んでいます。
資源再生事業においては、燃料化や再資源化などの、埋立・焼却に代わる処理方法を模索し、廃棄物リサイクル率100%を目指しているところです。います。また、分別の手伝いや資源の買取などを行うなどして、地域の資源回収に協力し、資源の再利用化を促進し、さらに、焼却施設の排ガスの環境数値については、法規制より厳しい自主規制値を設けて、大気の環境負荷低減に努めています。
弊社は人財育成にも力を入れており、「地域の環境を守る人財を育てる」という意識の下、3R、食育、水環境分野の視点を通して、子どもたちに見る(工場見学)、する(体験)、考える(学習)をセットにした環境学習を提供しています。また、「見る(見学)」「する(体験)」「考える(学習)」環境教育活動を実施して、環境行動目標を設定した子どもを認定する「ECONOS SEEDマイスター」認定制度を創設しました。これにより、子どもたちの自主的な環境活動(行動)を応援しています。
さらに、弊社は働きやすい職場づくりにも取り組んでいます。ヒエラルキー組織から「ボーダレス」「フラット」「オープン」な組織へ変更し、「尊敬」「信頼」「共感」「協力」をベースにした職場を目指します。加えて、社員の「能力発揮の場」として、道路清掃や環境教育活動、不法投棄撤去活動など様々な社会貢献活動への参加を通して、社員の働きがい、生きがいに繋げています。
SDGsに取り組むためのポイント
スローガンは「2030SDGsで変える」。経営者をリーダーとして、会社全体で取り組みを行っています。
弊社が掲げる「SDGs2030VISION」では、木質チップの製造量や埋立処分量等に関する2030年度目標値を設定しており、環境と事業の融合を通して目標達成に努めています。
情報発信にも力を入れており、例えば2005年から毎年1回発行しているCSR報告書では、SDGsを軸に取り組みや情報を掲載し、取引先、金融機関、工場見学者や来訪者に配布したり、ホームページでSDGs特設ページを開設し、SDGs行動宣言、取り組み等の情報公開を行っています。さらに、経済誌、TVCM、新聞、看板等にもSDGsの取り組みを掲載し、会社全体でSDGs達成に向けた活動を継続しています。
(※2)RPF(Refuse Paper and Plastic Fuel):主に産業廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙及びプラスチック類を原料とした高品位の固形燃料
株式会社オガワエコノス
府中市高木町502-10
0570-002-998