令和３（2021）年１月22日に核兵器禁止条約が発効しました。その翌日（１月23日）に開催された核兵器禁止条約発効記念行事「核なき世界へスタート！」で湯崎英彦広島県知事があいさつを行いました。

　

知事あいさつ

皆さん，こんにちは。広島県知事の湯崎です。　

核兵器禁止条約発効記念行事「核なき世界へスタート！」の開催に当たりまして，一言御挨拶を申し上げます。

昨日，核兵器禁止条約が発効しました。この日を皆さんと迎えられたことを私も本当に嬉しく思っています。

また，この発効は被爆者の皆様が長い間，待ち望んでいたものであり，心からお慶び申し上げたいと思います。

また，それのみならず，この条約は被爆者の皆様が先頭に立って世界に訴えてこられたことが結実をしてきたということだと思います。関係者の皆様，多くの人が推進をしてこられて力あわせてようやく発効したということで皆様に敬意を表したいと思います。

今日，多くの皆様からお話があったように，この発効というのは決してゴールではないということであります。まさに核兵器の終わりに向けた始まりであるということでありますので，これからますます多くの障害を我々は乗り越えていかなければなりません。そのためにも，みんなで多くの人を巻き込みながら，核兵器禁止条約に多くの国が批准していくということ，そして，最終的にはもちろん核兵器そのものが廃絶されていくというゴールに向けて，一歩一歩進んでいきたいと思います。

皆さん，一緒に頑張りましょう。

令和３年１月２３日

広島県知事　湯﨑　英彦

 

 

イベントの様子（YouTube）