「広島の二人」出版記念
「広島の二人」を出版した映画監督 保坂延彦氏等が知事表敬を行いました。
「広島の二人」は脚本家・菊島隆三氏の未発表脚本「広島の二人」を託された保坂氏が小説として出版したものになります。
保坂氏からは「菊島さんから託された未発表脚本を小説という形で発表できたことを大変うれしく思う。」「一人ではなにもできないが二人であればできるという意味も込めて,三世代にわたって読んでもらいたい」という言葉がありました。
知事からは,「今年は被爆75周年であり,いろんな形で今の世代そして次の世代にメッセージをつないでいってもらっており,感謝している。」という言葉がありました。
広島の二人について
1945年8月広島。捕虜となった米国兵アーサーは,持ち前の反骨心により藤田軍曹と常日頃から対立していた。一方の藤田は,捕虜生活の中でも誇りを失わないアーサーに対し,内心では秘かな敬意を抱いていた。
だが,藤田の内心を知らないアーサーは,かねてから画策していた脱走計画を実行する。アーサーの身を案じ,単身で追跡する藤田。二人の奇妙な旅路はやがて奇妙な友情を生む。しかし,そんな二人の頭上から,敵味方を問わない無慈悲な黒い雨が降る・・・。
そして数十年後「広島の二人」の物語が再び始まる。
原案/脚本:菊島隆三,安藤日出男
原作/著作:保坂延彦
発行元:ジェイコード株式会社
定価(本体1,500円+税)
ISBN 978-4-910342-00-9
保坂監督からのコメント
この物語を通して,平和をもう一度考えようということを伝えたい。そして,一方的ではなく,相手側の立場になって考えてもらいたい。
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