ユニタール グリーン生計研修 研修生及び講師による玉井副知事表敬訪問
令和6年2月28日(水)、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所が実施する「ユニタール グリーン生計研修」の研修生(3ヶ国24名)及び講師が、玉井副知事への表敬のため広島県庁を訪問されました。
この研修は、ユニタールが日本政府からの支援を受けて実施する「気候変動に強い経済構築のための緊急支援:アフリカにおけるイノベーションとパートナーシップを通じた食料安全保障」プログラムの一環として行われるもので、気候変動が自国に及ぼす悪影響を克服しようとするアフリカの女性や若者に対して、起業家としてのスキルを育成し、気候変動に適応した持続可能な農業ビジネスで生計を立てながら、食糧安全保障、雇用、気候変動に強い経済を支援できるようにすることを目指しています。
はじめに、三上所長からユニタール広島事務所に対する広島県の支援へのお礼があり、続いて、今回の研修について、ユニタール持続可能な繁栄局(スイス)のアダラチームリーダーより説明がありました。アダラ氏は、研修生は廃棄物管理や水耕栽培の改善、小規模農家の支援等に取り組んでいること、また研修生には帰国後、日本での経験を自分のコミュニティで役立ててもらうと共に、日本と自分の国の架け橋になることを期待していると述べられました。
玉井副知事は、研修生への歓迎の言葉に続き、「広島は平和を維持することの重要性と将来に向けたエネルギー(復興・イノベーション)という2つのメッセージを伝える場所であり、そのため今回の研修プログラムは、持続可能性と起業家精神という2つのキーワードで広島と密接に繋がっている」「今回の広島での体験が、研修生の皆さんの財産になることを期待している」と述べました。
研修生代表の皆さんからはご自身の取組の紹介に加えて、「環境保護にも貢献できるビジネスを拡大していきたい」「日本企業とも連携して、環境を意識した取組をもっと推進したい」「自分のプロジェクトでコミュニティにインパクトをもたらしたい」といった声が寄せられました。
広島県及びへいわ創造機構ひろしま(HOPe)は、これからも引き続きユニタール広島事務所の活動をサポートしていきます。
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