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国際平和拠点ひろしま

「平和都市広島」を象徴する景観を次世代に引き継ぐために

●平和記念公園の役割

平和記念公園は、昭和24年の広島平和記念都市建設法の策定に伴う平和記念施設事業として、設計コンペに1位に入選した丹下健三氏のグループ案に基づき整備されました。 現在では、原爆犠牲者を慰霊し、鎮魂する場であるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和を祈念する場、被爆の惨禍を後世に伝える場、平和を学び、考え、語り合う場としての役割を担っています。

● 「南北線上の眺望景観」

設計コンペのデザインの柱として、平和記念資料館本館、原爆死没者慰霊碑及び原爆ドームは、東西に走る平和大通りに直交する南北線上に配置されました。 この南北軸線上の眺望景観は、平成19年2月に平和記念公園が国の名勝に指定された際、『平和大通りから平和記念資料館のピロティと原爆死没者慰霊碑のアーチを経て原爆ドームへと延びる中軸線上の通視は、原爆死没者の慰霊と世界恒久平和への願いを確実に表現するものであり、視覚と慰霊の行為を関係づけようとする丹下氏の優れた空間意匠及び構成が読み取れる』ものとしてその価値が評価されています。

● 平和都市広島を象徴する景観を守るため

この「南北線上の眺望景観」は、平和都市広島を象徴する景観として次世代に引き継ぐべき大切な存在です。広島市は、原爆ドームの背景に建築物などが何も見えない姿を「目指すべき姿」と位置づけ、令和4年1月4日 から「広島市景観計画」を一部改定し、その周辺を確実に保全・形成していくための高さ制限等の取り組みを盛込みました。

「目指すべき姿(植栽により一部の建築物等を遮蔽したもの)」

その取り組みを広く知っていただくため、広島市では新たに 広報用動画を作成しています。是非ご覧ください。

●【動画(日本版)】「次世代へ引き継ぐ景観 ~慰霊碑と原爆ドームを望む軸線~ 」

また、詳細については、 広島市都市整備局都市計画課都市デザイン係のホームページでもご覧いただけますので、こちらもご覧ください。

広島市景観計画の改定について – 広島市公式ホームページ|国際平和文化都市 (hiroshima.lg.jp)

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