2024年3月11日(月)に、知事がハーバード・ケネディ・スクール(HKS)Japan Trek 2024 に参加するHKS学生等との対話イベント(パネルディスカッション)に参加しました。
概要
⑴日 時:令和6年3月11日(月)16:40~17:30(50分)
⑵場 所:広島YMCA
⑶参加者:
○ HKS大学院生等 47名(日本人学生6名含む)
○ ユニタール広島事務所長 三上 知佐 氏
○ NPO法人 Peace Culture Village 専務理事 住岡 健太 氏
○ 広島県知事 湯﨑 英彦(登壇)
内容
テーマ1 「広島における平和・復興の捉え方」
○被爆と復興の歴史を持つ広島で、平和をどのように捉えているか?
○広島県では、どのように平和・復興をアプローチしているか。
(核軍縮は他国では国レベルで議論されることが多いが、広島県としては、どのような取り組みをされているのか。)
○国際機関の立場で、広島における平和をどのように捉えているか。
(事務所の軍縮・復興関連プログラムで、その広島の特徴がどのように反映されているか。)
(知事コメント)
- 歴史的なことからも、広島には平和に取り組む使命がある。
- 戦争は人類の「破壊」と「繁栄」という二面性を表すが、その悲劇を繰り返さないためにも、原爆で破壊された広島は、核兵器廃絶や復興について伝えていくことが責務と考えている。
- 県では、人道的影響(被爆の実相の継承)、安全保障(核抑止論の問題)、持続可能性(核兵器による環境破壊等、人類の持続性にかかわる問題)の3つのアプローチから核兵器廃絶を追求しており、核兵器廃絶を国連の次期開発目標に位置づけることを目標にしている。
テーマ2「次世代に向けた平和構築・社会発展への取り組み」
○広島県が、民間セクターによる平和貢献等を含め幅広い平和施策を推進されている狙いは何か。将来の社会発展にどう繋がるか?
○広島での体験型プログラムに参加することにより、どのような成果が上がっているか?また、このプログラムを将来どのようにしていきたいか?
(知事コメント)
- 「平和」は世界の繁栄にとって最も基本的な部分である。
- そのためには自分は何をするべきか、あらゆるセクターで平和を意識した行動が必要。
- 公共政策を学ぶ皆さんは、将来、政治・行政の世界で活躍されると思うが、社会の安定と繁栄を築くにはどのようにしたらよいか、常に考えて行動してほしい。