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国際平和拠点ひろしま

TPNW Event【Event Report】核兵器禁止条約(TPNW)批准 50か国達成

核兵器禁止条約(TPNW)の批准国が2020年10月24日に50か国に達成したことを祝し,被爆者7団体の呼び掛けにより,原爆ドーム前で「核兵器禁止条約批准50か国を祝い,さらなる前進を誓う会」が開催されました。

冒頭,広島県知事 湯崎英彦が挨拶を行いました。

 

皆様,こんにちは。
改めまして,この度核兵器禁止条約の批准国が50か国に達し,皆様,本当におめでとうございます。
これで発効が確実になったということで非常に大きな一歩だと思っています。
これも核兵器禁止条約の推進にこれまで尽力されてきたICAN,ICRC,そして今日お集りの広島の関係者の皆様,そして誰よりもこの75年間ずっと原爆の非人道性を訴え続けてこられた,初期には当局の抑圧にも耐えながら,ずっとこの酷さを人類全体に訴え続けてきた被爆者の皆様のお力の賜物だというふうに思っております。
心から敬意を表したいと思っております。
この核兵器禁止条約は,核兵器のない世界に向けた大きな一歩であることは間違いありません。
我々がこの力を使ってさらにどう進めていくか,これがこれから問われることでもあるというふうに思っております。
禁止条約が核兵器を使ってはいけないという国際規範の第一歩になりました。これが本当の意味での国際規範になっていくためにはより多くの国々の批准,最終的には核兵器国の参加というものがなければなりません。そういう意味で,この発効が確実になったということはこれから始まる第一歩であると言えると思います。
私どもは,この地球上から核兵器がなくなるその日まで力を尽くしていかなければならないと思います。広島県としてもこの機運を高めていき,また,核兵器に依存する安全保障の枠組みというものを変えていく,そのために色々なところの知恵を集めて力をあわせて参りたいと思います。
今日は本当におめでとうございました。

 

他にも,松井一実広島市長, 箕牧智之広島県被団協理事長代行, 佐久間邦彦ヒバクシャ国際署名広島県推進連絡会共同代表,森滝春子核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)共同代表が挨拶をされ,批准国50か国に達した思いを述べられました。

核兵器禁止条約は2021年1月22日に発効します。知事が述べたように核兵器禁止条約の発効は核兵器のない世界に向けた大きな一歩であります。広島県としては,この機運を高め,核兵器に依存する安全保障の枠組みを変えていくよう取組んで参ります。

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