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国際平和拠点ひろしま

原子爆弾の軍事的意義

2020年は広島・長崎に原子爆弾が投下され75年目となります。

「広島県史 原爆資料編」に掲載されている原爆に対する国際的反応:海外の新聞論調を紹介します。1945年8月6日に広島,8月9日に長崎に投下された原子爆弾について海外の新聞はどのように報じたのでしょうか。

本県が進めている国際平和拠点ひろしま構想の趣旨と合致しない論調も含まれますが,原子爆弾投下を海外でどのように伝えたか知っていただくため 「広島県史 原爆資料編」に掲載されている新聞論調をそのまま掲載しています。

原子爆弾の軍事的意義

昭和20.8.10 シカゴ・トリビューン紙

[大下応氏蔵]

マウントバッテン将軍,原爆投下を日本人殲滅の手段として歓迎

ロンドン,8月9日,シカゴ・トリビューン特電——連合軍東南アジア方面軍総指揮官マウントバッテン将軍は,本日,原爆の投下を,連合軍の最小の犠牲によって日本に最大の打撃を与えるものとして歓迎するという見解を記者会見で述べた。

同将軍は,同時に,ロシアの対日本参戦をも歓迎して,連合国は多いほど好ましいと述べ,ロシヤの参戦により,今日まで同将軍指揮下の軍隊によっても,マッカーサー将軍指揮下の部隊によっても攻撃を受けなかった,中国大陸駐屯の日本軍主力部隊が攻撃を受けることになると指摘した。

アトリー首相の発言によれば,ロシアの参戦は,「連合国間における団結と友情の象徴であり,それにより戦争の終結が早められる」ものである。

(湯浅 信之訳)

出典 広島県史 原爆資料編

 

 

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