世界の名言集
2020年は広島・長崎に原子爆弾が投下され75年目となります。
「広島県史 原爆資料編」に掲載されている原爆に対する国際的反応:海外の新聞論調を紹介します。1945年8月6日に広島,8月9日に長崎に投下された原子爆弾について海外の新聞はどのように報じたのでしょうか。
本県が進めている国際平和拠点ひろしま構想の趣旨と合致しない論調も含まれますが,原子爆弾投下を海外でどのように伝えたか知っていただくため 「広島県史 原爆資料編」に掲載されている新聞論調をそのまま掲載しています。
世界の名言集
昭和20.8.12 サン・フランシスコ・クロニクル紙
[カリフォルニア州・ベイ・マイクロフィルム社蔵]
先週の世界情勢から次のような名言が生まれた。
原子爆弾をつくった科学者は,人類の文明を抹殺することのできる怪物を世に送った。
ハリー・S・トルーマン
世界は一夜のうちに変貌した。
デイリー・エクスプレス(ロンドン)
まさにこれは革命を意味する。ふたたび戦争を始めるがごとき馬鹿者はおるまい。
ヨアキム・フォン・リーベントロップ
今やわれわれは,共存の道を選ぶか,ともに死を選ぶかの,いずれかしかない。
カール・A・ハッチ議員
この武器は非道な現代人に委ねることのできないものである。
ロバート・I・キャノン師
ファーダム大学学長
おお神よ!
原爆投下のB29搭乗員
原爆の投下は,人類と正義の破壊者としての,消えざる烙印を敵国に押すものである。
大阪ラジオ放送
日本における原爆使用に対し,法皇庁は遺憾の意を表明。
ロセルバトーレ・ロマノ
バチカン市新聞
愛と戦争は手段を選ばずとの口実により,アメリカ人は原爆を容認するであろうか。
東京ラジオ放送
(湯浅信之訳)
出典 広島県史 原爆資料編
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