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国際平和拠点ひろしま

ひろしまレポート2021:推薦コメント

『ひろしまレポート2021年版』は、世界の核を巡る安全保障の情勢についてタイムリーな最新情報を提供している。状況は依然として不安定だが、2021年は、核兵器禁止条約(TPNW)の発効、そして核軍備管理に積極的なジョー・バイデン米新大統領という希望を与えている。私たちは、核兵器がもたらす危険性に対して、決して自己満足に陥ってはならず、このことこそ、広島と長崎の犠牲者と生存者の記憶を守っていくことが必須であり続ける理由だ。進むべき唯一の道とは、軍備管理条約と多国間協力への回帰である。

 

潘基文(パン・ギムン)

前国連事務総長、エルダーズ副会長


『ひろしまレポート』は、核軍縮・不拡散の現状について極めて価値の高い概観を提供している。人道上壊滅的な影響を受けた広島は、核兵器を巡る道徳的、法的、そして政治的な論拠の爆心地であり、これからもそうであり続けなければならない。核兵器禁止条約の発効は、いつの日か人類が核戦争の暗い影から解放されるという希望を与えている。

 

ジル・カルポニエ

赤十字国際委員会副総裁

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